ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒19-2話を見返した

 


(「6億だぞ…」は名言だったそこに全てが詰まってた)

 という事で今回も青木くんのセリフを中心に2話を振り返って書いていく。

 まずはいつも通り特命係にやってきた青木くん。しかし2人はVRで捜査中だった。うわ…スゲェ遊んでるじゃんとニヤつきながら近付き、冠城の横に立って耳にフーッと息を吹きかけてビビらせようとする青木くん。結局息が優しすぎたのか身長が足りなかったのか冠城には気付かれず…ちょっとすいませんイタズラのレベルが可愛すぎねぇかな青木くん。

 耳に!!フーッてお前!!VR中の人をマジでビビらせようと思ったら何が効果的かなど一発で分かる。押せ!!押すんだよ。脇腹つつくだけでも相当ビビるぞ。全く君は……冠城を陥れる為に彼のパソコンを踏み台に社課長のパソコンをハッキングして見事に罪を被せ減給6ヶ月にさせてた頃が懐かしいや……

 s15の青木くん話はさておき。


①捜査一課でのシーン


 特命係に構って貰えなかったせいか珍しく捜査一課に顔を出す青木くん。ひょっとして寂しがり屋…?

 


「すっかりいじけちゃってるんですよ。今回伊丹さんと芹沢さんにお株奪われちゃったから」

「哀れだ。あの傲慢な2人がシオシオのパーなんですよ」

 


 しおしおのぱぁ。私は最初このセリフ、語感は可愛いのに"パー"に悪意を感じる青木くんらしい面白い言葉選びだと思っていた。そして全然違って驚いた。快獣ブースカ(1966年放送)によるブースカ語で、どうやら落ち込んだ時に使うらしい。いや青木くん33歳よね?自然にその言葉が出るとは思えない。特撮好きでブースカファンなのか衣笠副総監から聞いて気に入って使っているかのどちらかだろう。後者であれ。

 私の願望はさておき。青木くんからの愉快な情報に悪い顔で笑う捜一。しかしそれだけ言いにわざわざ来たのか?と問われ「失礼な」とムッとする青木くん。鑑識がお手上げでサイバー課に回ってきた案件を解析し、調べてやったのだと得意気に笑う。思わず立ち上がり「何か出たのか…!?」と食いついた2人に一言。

 

「いえ何も」

 


 ズッコケる2人。そのリアクションにニッコニコの青木くん。どうやらただ捜一をからかいに来ただけの模様。青木くんって人嫌いに見えるけど実はお喋り好きだよね。ランチも何故か一緒に行きたがるし。(s17-5)

 呆れ半分怒り半分の伊丹に「帰れ!」と言われ、気が済んだのか素直に出て行こうとする青木くん。

 


「親切で来たのになあ。帰りますよ」

 


と嘘をつきながら一度フレームアウトするも、再び戻って出雲にロックオン。

 


「あら不死身ちゃん。ご機嫌いかが」

 


 座っている出雲に合わせ少し屈んで視線を合わす青木くん。この時点で挨拶じゃねぇ俺は喧嘩を売りに来たんだぜ感が出ている。

 


「相変わらず特命係とは仲良くしてる?こっそり向こう行ったりしてるの」

「でも君、捜一に嫁入りしたのに特命係とイチャイチャするのは不義密通だよ」

 


  暗に特命係に関わるなとネチネチ攻撃する青木くん。お気に入りのおもちゃに触られたくないんだね。しかし出雲も黙ってはいない。「すぐいじける様な男たちに興味ありません」とバッサリ。特命係と言わずに男たち、と表現したところにも棘を感じる。暗にネチネチうるせぇオメーにもなと言いたいのではないだろうか。

 


「ははっ言うねえ」

「副総監に えこひいき されてるからって調子乗んなよ」

「お邪魔しましたぁ」


ウワーーーッ!!!

青木くん!!まさかの!!!

嫉妬!!!!

か!!わ!いい!!!!

 失礼、取り乱しました。本来なら男のジェラシーは見苦しいぜとニヒルに笑うところだが、青木くんと副総監の話となると別だ。彼らは副総監の言葉を借りるなら"ある種、特別な関係"であり、傷害事件を起こした青木くんを庇い単なる特命係への島流しという処置で済ましてしまうほど仲良し(闇)なのだ。

 青木くんってば特命も副総監も取られちゃった気がして出雲を敵視してたんだね…。分かったからそれ以上何もするなよ。出雲、腹立つのは分かる。けどどうか青木くんとは喧嘩しないでくれ頼む…!君ずっとこの世全てが憎いアヴェンジャーの目をしてて怖ぇのよ…青木くんステイ!吠えるだけにしとけ!噛むなよ絶対噛むなよ!


②特命係でのシーン


 咳払いで登場。青木くんの全力の構えアピールに真っ先に振り返る冠城。ニコッと笑顔を返す青木くん。何その誰かと思った?俺だよ!感。可愛い。今日はずっとイタズラっ子モードだね。「何だお前か。何の用だ?」とちゃんと構ってくれる冠城に対し、強気の青木くん発動。

 


「用もなく来るかバカタレ」

 


  完全に気ぃ許してんな冠城に。そんな生意気な態度を取っても怒られないという確信があるから言えるのだろう。可愛いなあ。冠城もいちいち怒ったりしません。大人だから。ジロリと睨む冠城を無視して懐からタブレットを取り出し、取り調べ室で出雲がエキサイトしている映像を見せる。

 


「ご覧の通り出雲麗音は…危険ですよ。取り扱い要注意物件」

 


 い、陰湿~~!わざわざ「あの子ヤバいから近付かない方がいいよ」(JKイメージ)と陰口を言いに来たとは…!さすが青木くん。特命係の顔写真に画鋲を刺す男。本当にそれだけの用で帰ろうとする青木くんに、ちょうど頼み事があったからグッドタイミングでした~~~と引き止める右京さん。頼られた事が嬉しかったのか右京さんが謎に語尾を伸ばしたからかちょっとニヤつく青木くんで終了。


③サイバーセキュリティ対策本部でのシーン


「今のところ両者を結びつける痕跡は見当たりませんねぇ」

 


 1話の予告で見たこのシーン、2話の後半にしてようやく登場。とても安心しました。(予告で使っといて本編で流さない事もあるので…)そのため話の内容的には一切喜ぶ場面ではないが1人盛り上がっていた。カットされなくて良かった~!


④特命係でのシーン


 青木くんが集めた資料を見ながら冠城が「かなり前なのに随分よく調べたな」と関心する。

 


「俺を見くびるな」

 


 このセリフだけだと苛立ちを含んでそうに見えるが実際は喜色満面で歯を見せて笑っていた。冠城に褒められたのが相当嬉しかった模様。やったね!そして調べ上げた情報の補足をしつつ、注目すべき人物の話へ。

 


「ページ捲れ冠城亘」

 


 もう完全に調子乗ってますこの子。腕まで組んでかなり得意気。そうだよね頑張って調べたんだもんね…特命係の為に……君マジで恨みどこ行った?


⑤特命係でのシーン


 冠城と右京さんの会話を黙って聞いている青木くん。入口に寄りかかって腕組みをし、片足を交差させてカッコ良く立っている。

それ!冠城が!

よくやってるポーズ!!

 めちゃくちゃ影響されてんじゃん青木くん…!それとも無意識下でミラーリングを…!?いや、今期の青木くんは強気なので、偉そうな態度を取りたいだけなのかもしれない。何にせよ可愛い。

 


「仮に連絡取り合ってるとしても通常の手段じゃないと思いますよ。僕の調査網をかいくぐる事など通常、不可能ですから」

 


 青木くん過去シーズンで「褒められないで育った」「友達がいない」「僕なんか」とかたまに卑下してたけど絶対こっちが本音だよね。ここまで言いきるのは自分に自信がないと難しい。という事で、カッコイイ青木くんで2話の出番は終了。

 

 

 正直こんなに青木くんが出てくれるとは思ってなかったのでかなり嬉しい…。ほんとワンシーンだけでも御の字なので…(推しのマイナー率と死亡率の高さから鍛えられた悲しきロス耐性)ありがたや…3話見返すのが今から楽しみです。