ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒20-2話の青木くん

 

 今回、大活躍。特命係にいた頃(s17-1~10)より確実に働いている青木くん。もはや「君の優秀な頭脳なくして、特命係は成り立ちません」(s19-16)が冗談でなくマジになっているレベル。では青木くんの登場シーンから。


①特命係の部屋

 


「やられた。サイバーテロだ。我がサイバーセキュリティ対策本部がアタックを受けた」

 


 部屋に入るなり我が物顔で椅子に座り、アタックを受けた、で2人をキッと睨む青木くん。ここで既にオメーらのせいでな!とアピっていたのね…そうとも知らずに「呑気にこんなとこ来てていいのか?」と返す冠城。

 


「まあ大した被害じゃないし、犯人の目星はついてる」

 


 右京さんから誰の仕業か聞かれ、映っていないが恐らく太ももをパン、と軽く叩いて立ち上がる青木くん。

 


「多分…内調です」

 


 そして冠城を指差しながら近付いていく青木くん。

 


「こいつの盗っ人行為の動かぬ証拠映像、すっかり消去されました。他は大した被害じゃない。明らかに目的はあの映像の消去」


「内調のことだ。そもそもそんなもの渡してないってすっとぼける気さ」

 


 不機嫌そうに言う青木くんに、内密に提供されたというのがミソですね、と涼し気に返す右京さん。

 


「人ごとみたいに…!2人が妙な事してるからあちこち飛び火してみんな迷惑被ってるんですよ。猛省を促しに来ました」

 


 2人が、の時にそれぞれ指差す青木くん。イライラ感が伝わってきて良き。更にあちこち飛び火して、の時に顎で別の方向を指す仕草も好き。やっぱ青木くんは見てて楽しいな~細かい動きがいいんだよな。

 


「分かったか?呑気に来たわけじゃないぞバカタレ」

 


 そして冠城を指差す…どころか指で押し退けながら狭い間をくぐり抜ける青木くん。どうやら冒頭の冠城のセリフを思い出し、よりイラついた模様。

 


「こんな非生産的な事に付き合わされるのは金輪際、御免です。以上!」

 


 右京さんの顔を覗き込むようにして言った後、サッと出て行く青木くん。ぷりぷりしてて可愛い。過去シーズンに比べ明らかに生意気&偉そうになっているのに可愛く見えるのは、恐らく表情が豊かになっているからだろう。薄ら笑いを浮かべながら言ったり、無表情で淡々と言われたりしたら…それはそれで最高に可愛いんだよなあ~~(論理破綻)あの頃の青木くんも恋しいな…

 


②カフェ

 


「…想像を絶する悪党どもだな」

 


 机の上に置かれた鍵を見た後、視線を2人の顔に交互させる青木くん。恐らくお茶しない?と誘われホイホイ着いていったと思われる。この子誰とでも食事をしたがるので…(s17-5)(s18-19)そしてこの鍵の正体を確かめたくありませんか、と誘いかける右京さん。

 


「盗っ人猛々しいにも程がある!」

 


 と言いつつ、まだその場に留まる青木くん。そこで「本音は"確かめたい"だろ」と畳み掛ける冠城。しかし見透かされてイラッとしたのか、鍵を押さえてそのまま滑らせるように2人へ返し、その勢いで立ち上がる青木くん。

 


「言いつけたりしないのはせめてもの武士の情けだ。自分たちだけで処理しろ」

 


 自分たち、の時にまた交互に指差す青木くん。他人に指で差されたら不愉快でしかないが、青木くんは動きがコミカルなので全然許せる。ていうか可愛い。そして鞄を引っ掴んでついに去ろうとした時…右京さんが青木くんにとって最強のキラーフレーズを放つ。「覗き見るだけ…」

 


「覗き見る…?」

 


 復唱し、ピタリと動きが止まる青木くん。効果はバツグンだ!更に「正体を…こっそり…」と青木くんが好きそうなワードを重ねていく右京さん。両目をぎゅっと閉じて葛藤する青木くん、控えめに言って可愛すぎでは??

 


「み、見るだけ…」

 


 右京さん、「それならば、それほど罪は重くないでしょう」とテキトー極まりなく無責任に言うが、青木くんの倫理観は覗きはオッケー盗みはアウトなので問題なかった模様。ニヤッと笑うと席に戻り、嬉しそうにパソコンを取り出しカタカタとキーボードを打ち始める。ほんっとさあ~~君s19からめちゃくちゃチョロいままだよねえ!?可愛いけどさあ。

 


「場所は、足立区。幽霊ビルだ」

 


 そしてニッコニコの笑顔で答える青木くん。しかし無反応の2人。すぐ真顔になって不機嫌そうに鍵を指差す青木くん。

 


「この鍵だよ」

 


 もう調べがついてる?と確認する冠城。

 


「この俺が鍵を預かったままボーッとしてたとでも思ったか?」

 


 いつもの調子で言い返す青木くんに、どうして黙ってたんだと責めるように聞く冠城。

 


「鍵が返却されちまえば、場所突き止めてたとこで意味ないだろバカタレ」

 


 その通りである。しかしやれやれ…こいつって奴は…みたいな空気出してくる特命係。いや何で教えてくれると思ってたの?青木くんだぞ。

 


③幽霊ビル


 車から降りる3人。加西の所持物件の説明や、鍵の古さから特定は簡単だったと得意気に話しながらビルへと案内する青木くん。何より3人同じ車に乗ってて道中何の話をしていたのかがめちゃくちゃ気になる。降りてから説明しだしたから車では別の話をしてたって事でしょ。それともあ、そこ右ですとかナビに徹してたのかな。

 そしていざ中へ。蜘蛛の巣が張られ、何かしらの書類が床に散乱しており小汚い。特命係は気にせず普通に歩いているが、青木くんちょっと避けるようにして歩いてて凄く可愛い。明らかに現場慣れしていない感…!そりゃ嫌だよね!靴汚れちゃうもんね!すると軽い合図で二手に分かれ、捜索開始する特命係。そこで迷わず右京さんに着いていく青木くんが愛おしい。小動物は生存本能に長けているのでどちらが安全かすぐ分かるのだ。冠城はすぐ無茶するし。右京さんなら電話しながら片手で不審者を捕らえる事が出来るほど強い。

 そして部屋の扉を1つずつ確認していく青木くんと右京さん。そのどれもが施錠されている。冠城と合流した時、右京さんは普通にしてるけど青木くん両手見ながら指すり合わせたりして手の汚れめっちゃ気にしてんの最高に可愛かったですね。ホコリっぽかったのかな?ハンカチいる?

 ここでようやく鍵の掛かっていない部屋を発見。どうやら管理人室のようで、中には今までの部屋の鍵がズラリ。

 


「手分けして片っ端から開けていきますか?」

 


 やるならとことんタイプの青木くん。しかし右京さんは唯一ここに置いていない鍵の部屋が気になる、とその部屋へ。しかしそこも鍵がかかっていた。

 


「やっぱり、他の部屋を片っ端から」

 


 青木くん、片っ端から開けたがるのゲーム好きだったりするのかな。アイテム探すなら全部屋回りたいもんね。すると部屋の横にある鉢植えを指差し「案外、ここだったりして…」と右京さん。

 


「フフフッ…こんなとこあれば苦労しませんよ」

 


 楽しそうに笑った後、全力でイラついた声を出す青木くん。器用。そして見つかる鍵。「ほら」「おやおや」と特命2人に顔を覗き込まれ、ちょっとイジられるも絶対に目を合わせない青木くん。もう何この3人。可愛いんですけど。

 部屋の中にはパソコンやその関連機材が並び、右京さんがとりあえずパソコンに触れる。するとデスクトップに映し出された「加西周明の館」のアイコン…ビンゴである。青木くん、めっちゃ嬉しそうになるも右京さんの電話が鳴った事で一瞬にして真顔に。何だよこれからって時に…!と顔で言う青木くん。失礼、と退室する右京さんをええ、ええ。構いませんとも(怒)と貼り付けた笑顔で見送る青木くん。ほんといい表情するなあ。

 そして秒で不審者の青年を確保する右京さん。冠城が押さえつけ、その様子を部屋の扉から頭だけ出してこっそり見ている青木くん。ネコちゃんかな?すると「覗いてないで出てくればいいだろ」と冠城。

 


「"君子危うきに近寄らず"!」

 


 結果出てこない青木くん。ネコちゃんだったわ。冠城と青年の会話をずーっと隠れて見てる青木くんが愛おしい。

 


④留置場


 鉄格子の前で止まる冠城、青年、青木くん。これがラストチャンスだと脅しをかける冠城に対し、お前に逮捕状なんか取れねーだろ(笑)と全く相手にしない青年。そしてそのやり取りの間、留置場の入口をウロウロしている青木くん。ちょっと気になるみたい。扉を少し開ければその隙間からスルッと行っちゃいそう。ネコちゃんだから。

 そして受付の警官に軽く会釈する青木くん。相手が応対しようと身を乗り出すが、いえいえそのままで…と手で制す青木くん。

 たまらん。私、推しの日常を感じられるシーンが大好きなので。

 店員さんとかモブ職員みたいな、知人以外への接し方を見れると大変嬉しいです。(s18-20の「コーヒーを1つ」も狂おしいほど好き。青木くんは「コーヒー!」って言うほど粗野じゃないし「お願いします」って言うほど丁寧でもないんですよ最高)

 すると冠城、次は青年を特命係の部屋まで連行。遅れて着いていく青木くん。も~~何がしてぇんだよと顔で言っているのが可愛い。

 


⑤特命係の部屋


 ついにここまで連れ回された青年と青木くん。両方、迷惑そう。全く進展しない事に痺れを切らした青木くん、冠城の腕を掴んで奥まで移動させる。

 


「大丈夫か?破れかぶれだったらもうやめとけ」

 


 分かってるのか?お前は今俺も巻き込んでるんだぜ?と勝算ないならとっとと降りたい青木くん。そもそも覗きたかっただけなのに。冠城がふざけた調子で「ダイジョーブ!」と返した瞬間スマホが鳴り、青木くんの出番は一旦終了。

 


⑥右京さんに報告の電話


 特命係の部屋で冠城が右京さんに電話している間、ちょっと苦々しい顔でコーヒーを飲む青木くん。恐らくこの時点でそろそろ面倒な事になってきたな~と衣笠副総監にどう報告するかを考えていたと思われる。だって俺、巻き込まれただけだし。しばらく黙って聞いていた青木くん、冠城が「ちょっと青木とひと芝居打って…」と伝えた時サッと立ち上がる。

 


「貸せ!」

 


 動かない冠城。即、冠城からスマホを奪う青木くん。それも両手でもぎ取るように。かっっわえ。

 


「代わりました青木です。冠城亘が全て自分の手柄のように言ってますが正確を期すと、顔写真ぐらい撮っておこうと提案したのは僕です。撮ったのも僕!」

 


 青木くん、たとえ小さな事でも冠城亘の手柄になるのは我慢ならないらしい。子供だからしょうがないね。そして挟まる回想シーン。


 青木くんがスマホを見ながら自分の髪型を弄り、さり気なく椅子を回転させ青年にインカメラ状態である事をアピール。すかさず「ああ…コイツね、見てくればっか気にしてるから中身スカスカ」と冠城がアシスト。いつもやってる事だからと相手を油断させ、スマホを顔の位置に向けられても気にさせないように仕向ける。恐らくそのセリフが合図だったのだろう、チラッと冠城を見上げる青木くん。即座にシャッターを二度押し、見事青年の顔写真をゲットしたのである。音消してねえので即バレしたが。まぁこの場合、撮った事を知られても特にデメリットはない。相手は何も出来ないし。つーかこんな狭い部屋でどうやってひと芝居打つ準備を…?冠城と青木くん、バレないようにLINEでやり取りしたのかな。

 そして回想終了、冠城がサッと青木くんからスマホを奪い返す。不機嫌そうに冠城を睨んだところで、一旦フェードアウト。

 


⑦衣笠副総監


 大河内監察官が、特命係を衣笠副総監の前まで連れてくる。しかしそこには既に、青木くんが座って待っていた。副総監すら立って待ってたのに。

 


「もう、全て白状した。僕は、唆されて加担してしまっただけだと言うことも包み隠さず」

 


 包み隠さず、の時にチラッと副総監を見る青木くん。余裕の表情である。そりゃあお咎めなしだろうね。女性を傘で突き落としてもたった10話分の島流しで許されるのだから。(s17-10)そして副総監の話をめっちゃふてぶてしい態度で聞いている青木くん。衣笠さんの言う通りだ、分かってんのか特命係!と言わんばかりの表情。マジで甘やかされてんな。副総監、青木くんと一切目線合わせないけどバレバレだぞ。

 


「もう鍵は提出しました。選択の余地なんかないだろ!」

 


 前半は笑顔で穏やかに、後半は後ろで腕を組みながら偉そうに言う青木くん。態度が分かりやすくて本当、好き。

 


⑧カーテン付き特命係の部屋


 良く言えばオープン、悪く言えばプライバシーゼロの特命係。そんな部屋にカーテンが。中に入ると、青木くんがコーヒーを飲みながら待っていた。「何やってんの?お前」と冠城。

 


「もちろん、覗き防止だ。いろいろ邪魔が入って覗きそびれちゃったでしょ?気が治まりませんよ」

 


 喋りながら冠城が開けたままだったカーテンを閉めに行き、笑顔で戻って来る青木くん。いやもうこのカーテンとかVRとか全部1人でセッティングして待ってたの可愛すぎるだろ。まだかな~ってワクワクしながらコーヒー飲んでたってのかよたまんねーな!!すると「覗くってお前…まさか」と何かを察した様子の冠城。

 


「ファイルサーバーがあったし、あの部屋だけで完結してるものと思ったが…よく見たらちゃんと外のwebサーバーと繋がってた。つまり遠隔操作可能って事だ。ならば…」

 


 ならば、の時に振り返って冠城を見る青木くん。「バックドア仕込んだのか」とジト目で返す冠城。そうだね、君も仕込まれたもんね。(s15-18)

 


「君子は昼寝でもしてたと思ったか?」

 


 ニヤリと笑う青木くん。めちゃくちゃにカッケェ。そして加西周明の館へログイン。そこに現れたのは…忍者姿の特命係と青木くん。何故。しかも青木くん、頭巾まで被ってNHKの某忍者アニメみたいになってる。そして真っ黄色。全部分からん。しかし可愛いという事だけは分かる。…まぁ突然何の説明もなく着物姿で現れていつの間にか消えていた事に比べれば大したことではないので…(s19-13)

 あと最初はキチッと首元まで着込んでた忍者服が、館着いた頃には胸元まではだけててインナーめっちゃ出てたのが好きです。そりゃそんな服着慣れないもんね。

 


いや~~今回は出ずっぱりだった…さすがに長くなったな…。でもこれで2話の青木くんは語り尽くせたので満足!