ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒20-7話の青木くん

 

 今回はワンシーンのみ。今のところ青木くん不在回は4話と6話だが、これ以上更新されない事を願うばかりである。でもさっそく8話出なさそうなんだよな~~(しかも放送すらない)(8話放送は12月8日)では書き起こしていく。

 


①特命係の部屋

 


「お2人で のんきに読書ですか?人に頼み事をしておいて」

 


 児童向け妖怪図鑑で、少女が話していた川男を確認していた2人。そこに入室した青木くん、相変わらず不機嫌そう。でもわざわざ来てくれるんだよなあ。そして「城西エレクトロニクス、何か出てきましたか?」と返す右京さん。

 


「何も」

「3年前、工場排水による汚染が問題になりましたが…有害物質の除去と指定物質の基準値以下への削減を徹底した結果、以降、定期的な水質検査で基準値を超えた事は一度もない。以上」

 


 「一度もない、以上」の言い方マジで面白くなさそうで好き。せっかく調べたのに何も出なかった事が不満なのかな。そして「分かりました、どうもありがとう」と右京さんに礼を言われ、そうそう、感謝しろよなと言いたげに頷く青木くん。しかし冠城の「関係なさそうですね、ひとまず」という言葉にピクリと反応し、ゆっくり冠城の方へ振り返る。

 


「ひとまずとは何だ?冠城亘。ひとまず程度の事ならば人に頼まず自分で調べるがいい」

 


 偉そうに言いたかったあまり口調が魔王みたいになる青木くん。可愛いなあ。そして冠城に「まぁまぁ、適材適所の役割分担って事で」と爽やか笑顔で返される青木くん。しかし当然、効くはずもなく睨みながら指を差してくる。

 


「僕を便利使いするなと何度言えば…」

 


 それ君が断れば済む話な。何度も言うほど調べてあげてるって事かよ…ツンデレが過ぎるぞ……え、ちょっと待て。じゃあ不在回だった4話も6話も実は出てないだけで裏でお手伝いしてた可能性が!?実質まだ皆勤賞続いてるんじゃん!!やったね!!(遠い目)すると右京さん、川男の新しい情報が入るといいのですがと冠城に笑顔を向ける。

 


「川男?」

 


 聞き慣れない単語を訝しげに復唱する青木くん。すかさず冠城が少女の描いたメモを渡す。

 


「なんだ?この黒いやつは」

 


 メモを持って凝視する青木くん。それも両手で。うん、可愛男(かわおとこ)だね。凄い真剣に見てるの愛しい…そして「いるはずないですよ、川に住む妖怪なんて」と呆れたように言う冠城。

 


「妖怪?フフフッ…ゴーストバスターでも始めるんですか?」

 


 バカにして笑う青木くん、すっごくいい笑顔。両手使って銃のジェスチャーまで…も~~可愛男~~!すると右京さん、妖怪が人を水中に引きずり込む伝説は世界中にある、と妖怪談議スタート。また始まった…と冠城に視線を送る青木くん。冠城も同じ様に視線を返すの、教師を前にこの話長いんだよなと面倒くさがる生徒みたいでめっちゃ和んだ。2人とも可愛い。

 しかし話がコティングリー妖精事件へと発展すると、ずっとニヤニヤしながら聞いていた青木くんの表情がスッと変わる。

 


「それ、有名な詐欺事件でしょ」

 


 やっぱり知ってた~!青木くんこういうオチのある話好きそうだもんね。

 


「2人はばあさんになってから、写真は絵に描いた妖精をピンで止めて撮った偽物だと告白した。幼稚なトリックに騙されるとは100年前とはいえ笑止千万」

 


 何も知らない冠城のリアクションをチラチラ見上げて確かめながら話す青木くん、最ッ高に可愛いな。仕草がもう子供なんよ…そこで反論しようとした右京さんに着信が。どうやら少女からだったようで、嬉しそうに「すぐ伺います」と返した右京さん。その様子を見てうわ~まだ信じてるよこの人…と引いた顔の青木くんで出番終了。

 


 青木くん短いながらもしっかり可愛男でしたね、という事で本編の話はこれくらいにして…。

 冠城卒業、ショックすぎるんだが。

 正直、相棒20でシリーズ完結するのではと思っていた。いや、今期で終わらなくとも、右京さんの最後の相棒は冠城亘だと当たり前のように思っていたのだ。とにかく前向きな卒業であってほしい。て言うか今期のOP手拍子入るくらいバカ明るいんだから頼むぞ。て言うか青木くんどうなっちゃうの!?!?

 冠城亘と青木年男は接点が多い。冠城が相棒になったのはs14、青木くんの初登場もs14。そして何より、青木くんは特命係に復讐する為に衣笠副総監のコネを使って警察官になったのだ。警察嫌いだった彼が。憎い相手と警察学校の同期になってまで。…そう、青木くんの父親や衣笠副総監との関係……まだ何も回収していないのである。このまま冠城だけが卒業するとは考えにくい。何かしら絡んでくるはずだ。青木くんは復讐の為についに動き出すのか?衣笠副総監と共に特命係を潰しにかかるのか?一体どうなる青木くん!!

 

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引用元https://www.instagram.com/p/CWpIq98ho0D/?utm_medium=copy_link


復讐する気なしかよ!!!

 

 

 

相棒20-5話の青木くん

 

 4話に出なかった分、今回の青木くん最高に仕上がってます。たまらん。悶えた…しばらくヒーヒー言ってた…それでは登場シーンから。

 

①特命係の部屋

 


「確かに被害者のスマホには見守りカメラのアプリが。こちらは同型のカメラですがなかなかの優れものでしてね」

 


 スマホのインカメラに映る特命係と青木くん。特命2人はほう、これが…と覗き込んでいるだけだが青木くんめっちゃ笑顔。て言うか声がもうウッキウキ。本当に好きなんだね…。ん?もしかしてコレ自前??するとバッと立ち上がり、机の上に置かれたカメラの前を素早く横切る青木くん。すかさずカメラが青木くんを追うように動く。

 


「対象物が動くと…ほら~このとおり。遠赤外線レンズ装備でスマホへの通知機能もあります」

 


 対象物が動くと、のとき冠城をチラッと見上げる青木くんめちゃくちゃに可愛い。見てろよ凄いんだぜって言いたげ。実際すげぇキャッキャしてんのよなあ。お小遣いあげたい。しかし「それより犯人の映像!」と水を差す冠城。即、真顔になる青木くん。

 


「話の腰を折るな冠城亘。遠隔操作で録画は可能だが被害者のスマホに残っていたのは…亀の動画だけ」

 


 やれやれ、この凄さが分からんとは…ってため息混じりに言う青木くん。良き。そして映し出された亀の映像に、こんなもん見て何が面白いの、と呆れ気味に聞く冠城。

 


「面白いわけがないだろ。ほぼ静止画だぞ」

 


 同じく呆れたように返す青木くん。恐らくいくら俺が盗撮好きだからって…の意が含まれる。好き。しかし「とても面白いです」と断言する右京さん。彼が食いついた事に何かあるのかと一瞬興味を示した青木くんだったが、マジで亀を観察してるだけだった右京さんに何もないんかいと苦い顔。て言うか完全に変なものを見るような目。珍しい表情だな。面白可愛い。

 


「それより密室トリックはどうなったんです?鍵は全て中から、施錠されてたんでしょ?」

 


 すると右京さん、犯人が現場を密室に偽装する理由があるとしたら?と逆にクエスチョン。

 


「他殺を自殺に見せかけるため」

 


 ちょっとドヤりながら即答する青木くん。でしょ?と確認するように右京さんをチラッと見上げるのも可愛い。よく出来ました。ここで一旦フェードアウト。

 


②誰もいない特命係の部屋

 


「今どこにいる…?こっちがおたくらの為に必死こいて働いてるのにどうせ美人女将の店でうまいもん食って一杯やってんだろ!馬鹿らしい…!俺も帰って一杯やる」

 


 最初はゆっくりと話し出し、段々と早口でまくし立てるようにほぼノンブレスで言う青木くん。大好き。そりゃおこだよね~!どうすんの特命係!青木くんへそ曲げちゃったよ!帰って一杯やっちゃうよ!?でもそのシーン見てぇな~~!!そこで右京さんが電話口で呼び止める。「何か、分かりましたか?」

 そういうとこだぞ杉下右京

 


「例のネットの書き込みですが…さっき確認したらすでに削除されてました」

「警察が動いてるのを知って慌てて証拠隠滅したんでしょ。けどコメントなんか消したってIPアドレスは辿れます。住所はすでに特定済み。今送った」

 


 でもちゃんと説明してあげる青木くん。健気。口調はずっとイラついたままだけど。我慢だ青木くん…!奴らから信用を得て油断させ、いつかぶっ潰すその日まで!

 


「俺も…これからそっちへ行くから、ビールくらい、飲ませろ」

 


 ええ~~~!?

 な何その甘え方ぁ~~!?!?

 ドンペリ入れちゃう!!!


 いや待ってほんとに待って。破壊力ハンパないって。何その…言い方…!めちゃくちゃ勇気出してお願いした感じ…!全然いいのよ!?ハッキリ奢れっつっても!!それくらいの事してんのよ君は!?何でそんな控えめなの…!?そして冠城が答える。「今そっち行くからちょっと待ってろ」

 テメー何断ってやがんだ冠城亘。聞いてやれよそれくらい!

 


「はぁ!?ビーーール!!」

 


 もう抗議の仕方まで可愛いかよ~~!!優勝!!

 美人女将の店には行けなかったけど、何故かわざわざ冠城が来てくれるそうだから、美味しいものご馳走して貰うんだよ。冠城も天ぷら食いっぱぐれてるしね…いやマジで何でそっち行ったの…??

 


③推理中の回想シーン

 


「背負われてる女性を水木沙也加さんだと想定すると…155センチ、プラスマイナス2センチ…」

「あっ…こいつ中学生並みに小さいぞ?」

 


 ②のシーンで青木くんの出番は終わりだと思っていたので、回想シーンでの登場はちょっとサプライズ気分。やったぜ。背負っていた者を成人男性と想定していたからか、中学生並みと驚く青木くん。君も小柄だけどね!

 …いや、それより……青木くんのネクタイ…冠城のスーツ…②と同じ格好…!?って事は…この調べ物させる為に戻ったのか冠城亘~!!お前ってやつは!しれっとコーヒー飲んでんじゃねえ!でも青木くんが普通にしてるので全然OKです。不機嫌な素振りもなし…この後ビール奢って貰う約束でもしてたのかな。それか1人でやってたのが気に入らなくて、来てくれたから機嫌直ったとか?どっちみち可愛すぎかよ…。今回の青木くんはここまで。

 

 

 

 いや~~可愛かったとんでもなかった…!この短いシーンに1週間分の癒しが詰まってた。思い出してはニヤつくくらいの…しかしそろそろ土師くんが欲しいなあ。今期まだ出てないよ…s19のBlu-rayボックス特典ハンドブックに「両人はライバル関係が生まれているようだが、できればいがみ合わずに力を合わせて欲しいものである」って公式が望むくらい私も土師くんの登場楽しみにしてるのに。正月SPかな?

 


 

相棒20-3話の青木くん

 

 青木くん、初っ端から可愛さ大暴走。おかげでしっかり集中力が切れました。無理だよ…ズルいよ…では冒頭のシーンから。

 


①加西周明の館


 前回、衝撃の忍者姿から何のツッコミもないまま進んでいくかと思いきや。冠城が「おい青木。どうでもいいけど俺たちの格好マヌケすぎねぇか?」と言及。良かった。あと「おい青木」って呼ばれてサッと冠城の方を振り向く青木くんめちゃくちゃに可愛い。普段なら絶対無視するか目線だけチラッと向けるくらいでしょ君。VRだと目線までは再現してくれないのかな。

 


「ごちゃごちゃ言うな。俺は忍法だって使えるぞ…それっ!」

 


 突如、小走りになって「それっ!」で軽くジャンプしながら一回転する青木くん。するとスーツ姿の右京さんに早変わり。

 忍者服着てはしゃぐ男児だね。

 せめて格好が気に入らないって?なら…こいつはどうだ?くらいじゃねえかな…忍法て…わざわざ小走りとジャンプまで…(どうやら一回転は姿を変える上で必要な動きらしい)完全に忍者姿を楽しんでるじゃんも~~可愛いなあ~~!!すると「そういう悪ノリ、感心しませんねぇ」と右京さん。

 


「いや、まだだ。ここからが本番。僕はね、冠城くん…青木くんの優秀さに正直 脱帽! なんですよ」

 


 僕はね、から右京さんの声で話し出す青木くん。更に脱帽!の時に首を傾げ頭を指差し、わざとおどけたポーズを取り煽ってくる。姿は右京さんだけどその動きやってんの青木くんだと思うともう…もう…!

 


アバター同様にデータサンプルがあればこんな事くらいで、き、る。青木年男をナメるな」

 


 ついに右京さんにまでタメ口を。声も姿も右京さんになってるもんだから完全に調子に乗っている模様。しかし「降参です。元へ。どうにも落ち着きません」と折れる右京さん。

 


「勝った…!」

 


 青木くん、ガッツポーズで元の忍者姿へ。やり取りがもうおじいちゃんと孫。わあ負けた。やったー!勝ったー!くらいの温度差。めちゃくちゃ満足そうなの可愛すぎんだよな~~s19から青木くん子ども化計画でも始動してんのかな…。

 


「フッフッ…フハハ…クックックッ…」

 


 でも笑い方は完全に悪役の青木くん。愛しい。すると先を急ぎましょう、執事が待ちくたびれてますと呆れ気味に言う冠城。

 


「ほっときゃ一生ああだ。ノンプレイヤーキャラクターは切ないなあ」

 


 更に加西の死を遠回しにディスる青木くん。最高。嘲笑気味に言うところも好き…!久々に本来の青木くんの可愛さを摂取できたな!!もっと毒づいておくれ!そして、執事に案内された先で立ち止まる3人。鐘の音が鳴り響き、それを合図に天井が崩れ落ちていく。

「うおっ…!」

 ビクッと反射的に天井を見上げる青木くん。可愛い。天井が消え、壁が消え…ついに床が消えた。

「うあああ!?」

 思わずバランスを崩し、片膝を着く青木くん。ビビってる声も相まって非常にグッド。暗闇の中、執事が笑い声を上げながら悪魔のような風貌に変わっていく。

 


「ここはどこだ…?真っ暗だ…」

 


 怯えながら辺りを見回す青木くん。その弱気な声ったら…たまんねえ可愛さ。も~~だから無理って言ったじゃん!そりゃストーリーへの集中力も切れるわ!(リアタイしててヒーーカワイイ以外の語彙が死んだ)冒頭からずっと可愛いんだもの…もはや供給過多…ありがとう公式……。

 では落ち着いたので話を戻す。「僕としたことが、すっかり油断していました」と冷静な右京さんの言葉で我に返った青木くん、立ち上がってVR機器を外していく。その際、髪型をササッと軽く直してるのがまたキュート。

 


「くっだらない仕掛けしやがって…!リセットします?」

 


 さっきまであんなにビビってた癖にぃ。すると「そんな事より、音声まで自在に変えられるとは驚きでした」とネタばらしを求める右京さん。

 


「携帯電話の通話が本人の声そのものを送ってるんじゃなくて、サンプリングされたよく似た音声を合成して使ってるの、ご存知でしょう?それを応用してみました」

 


 さらっと凄い事言ってる。どうやら固定電話だとそのまま本人の声を届ける仕組みになっているそうだが、無線の携帯電話ではそうらしい。コーヒー飲みながらちょっと得意気に説明してくれた青木くん、凄くカッコ良かったです。

 


②カーテン付き特命係の部屋


 無言で入室し、きっちり閉まるように腕めっちゃ伸ばして上の方を持ってカーテンを閉める青木くん。めっちゃくちゃ可愛い~…!背伸びするほどじゃないけど腕は目いっぱい伸ばさないと届かないんだね。そして窓のカーテンも閉めて、隙間がないことを確認してからノートパソコンを顔の近くまで上げる青木くん。

 


「入った」

 


 冠城を見ながら言った後、右京さんへも視線を送る青木くん。準備が整ったのだ。今度こそ加西周明の館へ…。

 ここからしばらく鶴田翁助と特命係の直接対決が続くのだが、画面的に青木くんは映らず&話さず。右京さんに化けてるだけだからいるっちゃあいるんだけど。途中、鶴田と三門が何やら相談している事を察した冠城が、少し焦りを見せる。

 


「館をブチ壊す気だろ。やれるもんならやってみろ!」

 


 うわーー!!

 つよつよの青木くん!!!

 カッコ可愛い~~!!!

 さすが警察嫌い!鶴田みたいな権力者はムカつくんだね。なんか ばいきんまん みたいだな…普段はアンパンマンと戦ってるけど、強敵が現れたら一時的にタッグ組んで2人で倒すやつ。がんばえー!

 

③それぞれの正体


 加西周明がゆっくり半回転し、右京さんの姿へと変わる。驚く鶴田を尻目に、冠城の横に立っていた右京さんが青木くんへと姿を変える。青木くん、超絶ニヤニヤしてた。鶴田をビックリさせられて嬉しかったんだろうな~~!かーわいい!

 


「僕は善良な人間なのでとても加西周明なんて演じられるわけないから、こういうややこしい事になったわけで……あ~、お初にお目にかかります」

 


 鶴田翁助を前にしてヘラヘラしながら言う青木くん、マジでカッコイイな。しかも自己紹介までしかけてる。

 て言うかこのシーン、個人的にかなり衝撃を受けた。覗き見るだけだったはずの青木くんが、いつも間接的にしか協力しない青木くんが、敵に自らその顔を晒したのだ。本来の青木くんなら絶対にしない行為である。そう、よほどの勝算がない限り……と言う事で恐らく、青木くんはこの時点で鶴田の失脚を確信していたと思われる。

 そして、名乗る前に鶴田が「青木年男か」と言ってくる。

 


「ハハハッ結構 有名人…」

 


 調子良く喋ったものの、やっぱりマズかったかなぁ…とテンションだだ下がりの青木くん。体を小さくして気まずそうに目線を右往左往させ、最終的に自分の足元へ。よわよわの青木くんもめっちゃ可愛いよね。同時に摂取できるとはありがたや…。あと出頭して下さいと言う右京さんに対し、少し考えさせてくれと答えた鶴田にマジで…!?と一瞬顔を上げた青木くん、好き。

 


④館の破壊


 まぁ当然断るよね。鶴田と三門がログアウトした途端、周りの風景がどんどん消えていく。いち早く現状を把握した青木くん、VR機器を外していく。

 


「ウイルスでも仕込みやがったな!データが破壊されてる」

 


 そしてパソコンと向き合い、修復を試みる青木くん。

 


「大丈夫、ソフト丸ごとコピーしてあるからいくらでも館を復元できる。この世界バックアップが基本よ」

 


 余裕の表情でキーボードを打つ青木くんだったが、突然エラー音が。

 


「あれ…?」

 


 一気に曇る表情。冠城が「どうした?」と声をかける。

 


「フォルダごと消えてこ、こんなファイルが…」

 


 戸惑う青木くん。そこに映し出されたのは、"あまり舐めていると泣きを見るよ"の文字。それを見て「どうやら、ハッキングされたようですねぇ」と右京さん。その発言に何…だと…!?と戸惑いから悔しさへと表情を変える青木くん。鶴田の高笑いが響く中、パソコンの前で項垂れる青木くんで出番終了。その表情がさあ、妙にしおらしいのよ。畜生!この俺が!みたいな怒りでもなく、どうしようこんな筈じゃ…みたいな焦りでもなく。俺の方が下だった…みたいな。真剣に悔しそうで……そんな顔もするんだね…。

 

 

 ストーリー的にはちゃんと勝利したけど、青木くん的には敗北で終わっちゃったな。頑張れ青木くん!次があるよ!さっそく4話で出番なくてs20の皆勤賞逃したけど!(泣)

 

 

相棒20-2話の青木くん

 

 今回、大活躍。特命係にいた頃(s17-1~10)より確実に働いている青木くん。もはや「君の優秀な頭脳なくして、特命係は成り立ちません」(s19-16)が冗談でなくマジになっているレベル。では青木くんの登場シーンから。


①特命係の部屋

 


「やられた。サイバーテロだ。我がサイバーセキュリティ対策本部がアタックを受けた」

 


 部屋に入るなり我が物顔で椅子に座り、アタックを受けた、で2人をキッと睨む青木くん。ここで既にオメーらのせいでな!とアピっていたのね…そうとも知らずに「呑気にこんなとこ来てていいのか?」と返す冠城。

 


「まあ大した被害じゃないし、犯人の目星はついてる」

 


 右京さんから誰の仕業か聞かれ、映っていないが恐らく太ももをパン、と軽く叩いて立ち上がる青木くん。

 


「多分…内調です」

 


 そして冠城を指差しながら近付いていく青木くん。

 


「こいつの盗っ人行為の動かぬ証拠映像、すっかり消去されました。他は大した被害じゃない。明らかに目的はあの映像の消去」


「内調のことだ。そもそもそんなもの渡してないってすっとぼける気さ」

 


 不機嫌そうに言う青木くんに、内密に提供されたというのがミソですね、と涼し気に返す右京さん。

 


「人ごとみたいに…!2人が妙な事してるからあちこち飛び火してみんな迷惑被ってるんですよ。猛省を促しに来ました」

 


 2人が、の時にそれぞれ指差す青木くん。イライラ感が伝わってきて良き。更にあちこち飛び火して、の時に顎で別の方向を指す仕草も好き。やっぱ青木くんは見てて楽しいな~細かい動きがいいんだよな。

 


「分かったか?呑気に来たわけじゃないぞバカタレ」

 


 そして冠城を指差す…どころか指で押し退けながら狭い間をくぐり抜ける青木くん。どうやら冒頭の冠城のセリフを思い出し、よりイラついた模様。

 


「こんな非生産的な事に付き合わされるのは金輪際、御免です。以上!」

 


 右京さんの顔を覗き込むようにして言った後、サッと出て行く青木くん。ぷりぷりしてて可愛い。過去シーズンに比べ明らかに生意気&偉そうになっているのに可愛く見えるのは、恐らく表情が豊かになっているからだろう。薄ら笑いを浮かべながら言ったり、無表情で淡々と言われたりしたら…それはそれで最高に可愛いんだよなあ~~(論理破綻)あの頃の青木くんも恋しいな…

 


②カフェ

 


「…想像を絶する悪党どもだな」

 


 机の上に置かれた鍵を見た後、視線を2人の顔に交互させる青木くん。恐らくお茶しない?と誘われホイホイ着いていったと思われる。この子誰とでも食事をしたがるので…(s17-5)(s18-19)そしてこの鍵の正体を確かめたくありませんか、と誘いかける右京さん。

 


「盗っ人猛々しいにも程がある!」

 


 と言いつつ、まだその場に留まる青木くん。そこで「本音は"確かめたい"だろ」と畳み掛ける冠城。しかし見透かされてイラッとしたのか、鍵を押さえてそのまま滑らせるように2人へ返し、その勢いで立ち上がる青木くん。

 


「言いつけたりしないのはせめてもの武士の情けだ。自分たちだけで処理しろ」

 


 自分たち、の時にまた交互に指差す青木くん。他人に指で差されたら不愉快でしかないが、青木くんは動きがコミカルなので全然許せる。ていうか可愛い。そして鞄を引っ掴んでついに去ろうとした時…右京さんが青木くんにとって最強のキラーフレーズを放つ。「覗き見るだけ…」

 


「覗き見る…?」

 


 復唱し、ピタリと動きが止まる青木くん。効果はバツグンだ!更に「正体を…こっそり…」と青木くんが好きそうなワードを重ねていく右京さん。両目をぎゅっと閉じて葛藤する青木くん、控えめに言って可愛すぎでは??

 


「み、見るだけ…」

 


 右京さん、「それならば、それほど罪は重くないでしょう」とテキトー極まりなく無責任に言うが、青木くんの倫理観は覗きはオッケー盗みはアウトなので問題なかった模様。ニヤッと笑うと席に戻り、嬉しそうにパソコンを取り出しカタカタとキーボードを打ち始める。ほんっとさあ~~君s19からめちゃくちゃチョロいままだよねえ!?可愛いけどさあ。

 


「場所は、足立区。幽霊ビルだ」

 


 そしてニッコニコの笑顔で答える青木くん。しかし無反応の2人。すぐ真顔になって不機嫌そうに鍵を指差す青木くん。

 


「この鍵だよ」

 


 もう調べがついてる?と確認する冠城。

 


「この俺が鍵を預かったままボーッとしてたとでも思ったか?」

 


 いつもの調子で言い返す青木くんに、どうして黙ってたんだと責めるように聞く冠城。

 


「鍵が返却されちまえば、場所突き止めてたとこで意味ないだろバカタレ」

 


 その通りである。しかしやれやれ…こいつって奴は…みたいな空気出してくる特命係。いや何で教えてくれると思ってたの?青木くんだぞ。

 


③幽霊ビル


 車から降りる3人。加西の所持物件の説明や、鍵の古さから特定は簡単だったと得意気に話しながらビルへと案内する青木くん。何より3人同じ車に乗ってて道中何の話をしていたのかがめちゃくちゃ気になる。降りてから説明しだしたから車では別の話をしてたって事でしょ。それともあ、そこ右ですとかナビに徹してたのかな。

 そしていざ中へ。蜘蛛の巣が張られ、何かしらの書類が床に散乱しており小汚い。特命係は気にせず普通に歩いているが、青木くんちょっと避けるようにして歩いてて凄く可愛い。明らかに現場慣れしていない感…!そりゃ嫌だよね!靴汚れちゃうもんね!すると軽い合図で二手に分かれ、捜索開始する特命係。そこで迷わず右京さんに着いていく青木くんが愛おしい。小動物は生存本能に長けているのでどちらが安全かすぐ分かるのだ。冠城はすぐ無茶するし。右京さんなら電話しながら片手で不審者を捕らえる事が出来るほど強い。

 そして部屋の扉を1つずつ確認していく青木くんと右京さん。そのどれもが施錠されている。冠城と合流した時、右京さんは普通にしてるけど青木くん両手見ながら指すり合わせたりして手の汚れめっちゃ気にしてんの最高に可愛かったですね。ホコリっぽかったのかな?ハンカチいる?

 ここでようやく鍵の掛かっていない部屋を発見。どうやら管理人室のようで、中には今までの部屋の鍵がズラリ。

 


「手分けして片っ端から開けていきますか?」

 


 やるならとことんタイプの青木くん。しかし右京さんは唯一ここに置いていない鍵の部屋が気になる、とその部屋へ。しかしそこも鍵がかかっていた。

 


「やっぱり、他の部屋を片っ端から」

 


 青木くん、片っ端から開けたがるのゲーム好きだったりするのかな。アイテム探すなら全部屋回りたいもんね。すると部屋の横にある鉢植えを指差し「案外、ここだったりして…」と右京さん。

 


「フフフッ…こんなとこあれば苦労しませんよ」

 


 楽しそうに笑った後、全力でイラついた声を出す青木くん。器用。そして見つかる鍵。「ほら」「おやおや」と特命2人に顔を覗き込まれ、ちょっとイジられるも絶対に目を合わせない青木くん。もう何この3人。可愛いんですけど。

 部屋の中にはパソコンやその関連機材が並び、右京さんがとりあえずパソコンに触れる。するとデスクトップに映し出された「加西周明の館」のアイコン…ビンゴである。青木くん、めっちゃ嬉しそうになるも右京さんの電話が鳴った事で一瞬にして真顔に。何だよこれからって時に…!と顔で言う青木くん。失礼、と退室する右京さんをええ、ええ。構いませんとも(怒)と貼り付けた笑顔で見送る青木くん。ほんといい表情するなあ。

 そして秒で不審者の青年を確保する右京さん。冠城が押さえつけ、その様子を部屋の扉から頭だけ出してこっそり見ている青木くん。ネコちゃんかな?すると「覗いてないで出てくればいいだろ」と冠城。

 


「"君子危うきに近寄らず"!」

 


 結果出てこない青木くん。ネコちゃんだったわ。冠城と青年の会話をずーっと隠れて見てる青木くんが愛おしい。

 


④留置場


 鉄格子の前で止まる冠城、青年、青木くん。これがラストチャンスだと脅しをかける冠城に対し、お前に逮捕状なんか取れねーだろ(笑)と全く相手にしない青年。そしてそのやり取りの間、留置場の入口をウロウロしている青木くん。ちょっと気になるみたい。扉を少し開ければその隙間からスルッと行っちゃいそう。ネコちゃんだから。

 そして受付の警官に軽く会釈する青木くん。相手が応対しようと身を乗り出すが、いえいえそのままで…と手で制す青木くん。

 たまらん。私、推しの日常を感じられるシーンが大好きなので。

 店員さんとかモブ職員みたいな、知人以外への接し方を見れると大変嬉しいです。(s18-20の「コーヒーを1つ」も狂おしいほど好き。青木くんは「コーヒー!」って言うほど粗野じゃないし「お願いします」って言うほど丁寧でもないんですよ最高)

 すると冠城、次は青年を特命係の部屋まで連行。遅れて着いていく青木くん。も~~何がしてぇんだよと顔で言っているのが可愛い。

 


⑤特命係の部屋


 ついにここまで連れ回された青年と青木くん。両方、迷惑そう。全く進展しない事に痺れを切らした青木くん、冠城の腕を掴んで奥まで移動させる。

 


「大丈夫か?破れかぶれだったらもうやめとけ」

 


 分かってるのか?お前は今俺も巻き込んでるんだぜ?と勝算ないならとっとと降りたい青木くん。そもそも覗きたかっただけなのに。冠城がふざけた調子で「ダイジョーブ!」と返した瞬間スマホが鳴り、青木くんの出番は一旦終了。

 


⑥右京さんに報告の電話


 特命係の部屋で冠城が右京さんに電話している間、ちょっと苦々しい顔でコーヒーを飲む青木くん。恐らくこの時点でそろそろ面倒な事になってきたな~と衣笠副総監にどう報告するかを考えていたと思われる。だって俺、巻き込まれただけだし。しばらく黙って聞いていた青木くん、冠城が「ちょっと青木とひと芝居打って…」と伝えた時サッと立ち上がる。

 


「貸せ!」

 


 動かない冠城。即、冠城からスマホを奪う青木くん。それも両手でもぎ取るように。かっっわえ。

 


「代わりました青木です。冠城亘が全て自分の手柄のように言ってますが正確を期すと、顔写真ぐらい撮っておこうと提案したのは僕です。撮ったのも僕!」

 


 青木くん、たとえ小さな事でも冠城亘の手柄になるのは我慢ならないらしい。子供だからしょうがないね。そして挟まる回想シーン。


 青木くんがスマホを見ながら自分の髪型を弄り、さり気なく椅子を回転させ青年にインカメラ状態である事をアピール。すかさず「ああ…コイツね、見てくればっか気にしてるから中身スカスカ」と冠城がアシスト。いつもやってる事だからと相手を油断させ、スマホを顔の位置に向けられても気にさせないように仕向ける。恐らくそのセリフが合図だったのだろう、チラッと冠城を見上げる青木くん。即座にシャッターを二度押し、見事青年の顔写真をゲットしたのである。音消してねえので即バレしたが。まぁこの場合、撮った事を知られても特にデメリットはない。相手は何も出来ないし。つーかこんな狭い部屋でどうやってひと芝居打つ準備を…?冠城と青木くん、バレないようにLINEでやり取りしたのかな。

 そして回想終了、冠城がサッと青木くんからスマホを奪い返す。不機嫌そうに冠城を睨んだところで、一旦フェードアウト。

 


⑦衣笠副総監


 大河内監察官が、特命係を衣笠副総監の前まで連れてくる。しかしそこには既に、青木くんが座って待っていた。副総監すら立って待ってたのに。

 


「もう、全て白状した。僕は、唆されて加担してしまっただけだと言うことも包み隠さず」

 


 包み隠さず、の時にチラッと副総監を見る青木くん。余裕の表情である。そりゃあお咎めなしだろうね。女性を傘で突き落としてもたった10話分の島流しで許されるのだから。(s17-10)そして副総監の話をめっちゃふてぶてしい態度で聞いている青木くん。衣笠さんの言う通りだ、分かってんのか特命係!と言わんばかりの表情。マジで甘やかされてんな。副総監、青木くんと一切目線合わせないけどバレバレだぞ。

 


「もう鍵は提出しました。選択の余地なんかないだろ!」

 


 前半は笑顔で穏やかに、後半は後ろで腕を組みながら偉そうに言う青木くん。態度が分かりやすくて本当、好き。

 


⑧カーテン付き特命係の部屋


 良く言えばオープン、悪く言えばプライバシーゼロの特命係。そんな部屋にカーテンが。中に入ると、青木くんがコーヒーを飲みながら待っていた。「何やってんの?お前」と冠城。

 


「もちろん、覗き防止だ。いろいろ邪魔が入って覗きそびれちゃったでしょ?気が治まりませんよ」

 


 喋りながら冠城が開けたままだったカーテンを閉めに行き、笑顔で戻って来る青木くん。いやもうこのカーテンとかVRとか全部1人でセッティングして待ってたの可愛すぎるだろ。まだかな~ってワクワクしながらコーヒー飲んでたってのかよたまんねーな!!すると「覗くってお前…まさか」と何かを察した様子の冠城。

 


「ファイルサーバーがあったし、あの部屋だけで完結してるものと思ったが…よく見たらちゃんと外のwebサーバーと繋がってた。つまり遠隔操作可能って事だ。ならば…」

 


 ならば、の時に振り返って冠城を見る青木くん。「バックドア仕込んだのか」とジト目で返す冠城。そうだね、君も仕込まれたもんね。(s15-18)

 


「君子は昼寝でもしてたと思ったか?」

 


 ニヤリと笑う青木くん。めちゃくちゃにカッケェ。そして加西周明の館へログイン。そこに現れたのは…忍者姿の特命係と青木くん。何故。しかも青木くん、頭巾まで被ってNHKの某忍者アニメみたいになってる。そして真っ黄色。全部分からん。しかし可愛いという事だけは分かる。…まぁ突然何の説明もなく着物姿で現れていつの間にか消えていた事に比べれば大したことではないので…(s19-13)

 あと最初はキチッと首元まで着込んでた忍者服が、館着いた頃には胸元まではだけててインナーめっちゃ出てたのが好きです。そりゃそんな服着慣れないもんね。

 


いや~~今回は出ずっぱりだった…さすがに長くなったな…。でもこれで2話の青木くんは語り尽くせたので満足!

 

 

相棒20-1話の青木くん

 

 半年も1つの事件引っ張るとは驚き桃の木。(cv杉下右京)(厳密に言えば1年前)と言う事で始まりました新シーズン。今期も同じくストーリーの考察はせず、青木年男というキャラクターにのみ焦点を絞って語り尽くしていく……つもりだったのだがこれだけは言わせて欲しい本田博太郎が冒頭からずーっと可愛いんです。いや彼の可愛さはs3の頃から知っていたがこんなに茶目っ気パワーアップして返ってくるとは…「小野田くんは元気かい?」と走って戻ってくるシーンなど無邪気すぎてつい彼が何をやらかしたか(s3-3)忘れてしまうレベル。来週も欲しい。

 では青木くんの初登場シーンから。

 

①特命係の部屋

 


「おはようございます」

 


 やたら深々と一礼する青木くん。s19からよく見るようになった挨拶の仕方だが、慇懃無礼さが気に入ってるのかな。そしてゆっくりとノートパソコンをデスクに置き、たっぷり間を置いて一言。

 


「口封じだな」

 


 ここで予告で見たニヤリ笑顔。可愛い。1話で回収できて良かった…!(s19では1話予告で使われていた青木くんの映像が翌週の2話で使われた為、その間カットされたのかと変にハラハラしていた)そして青木くんの発言に目を丸くする角田課長。口封じって?と聞き返す。

 


「柾庸子ですよ。死んだのご存知でしょ?」

 


 角田課長がもっと食いつくように、わざと引っ張る青木くん。子供っぽくて可愛い。「どうしようかな…教えようかな…これかなり重要だと思うんですよね~」と勿体つけながら答えていた頃に比べ(s16-3)、どうにも毒が抜けている印象。年々彼のソシオパス感が薄れ、コメディ色が強まっているせいだろう。そして案の定、自殺じゃなく殺されたって事か?と青木くんの隣に回り込んで聞く角田課長。その食いつきの良さに気を良くした青木くん、「ええ」と満面の笑み。楽しそうで何より。そのリアクションに冠城が、何か情報が出たのかと聞きながら青木くんに近付く。

 


「夕べの今朝で何も出るかバカタレ!」

 


 青木くん、今期も冠城に当たり強い模様。すると冠城、「だってお前…」と後ろから青木くんの首に腕を回し、「口封じって言うから~!」とスリーパーホールド。「うっ!」と呻く青木くん。冠城の腕を叩いたり、外そうともがきながら反論する。

 


「かっ…可能性を述べたまでだ!貴様も…柾庸子の自殺を疑ってるから、死亡状況について情報ないかって俺に頼んだんだろ?」

 


 貴様も~辺りで抜け出せた青木くん、何事も無かったかのようにス…といつものポーズに戻り、俺に頼んだんだろ?で冠城を一睨する。

  どうやら今期も仲良し同期組で行く模様。

 s19では冠城が青木くんの両肩に手を置いて電車ごっこのように歩いたり(8話)、2人でチェスをしたり(10話)、冠城が青木くんの家に上がった時初めてとは思えない素振りで部屋に直行したり(17話)……と一部書き出しただけでも十分な仲良しっぷりを何度も見せられたので、もう動揺しない。それとは別に青木くんが特命係を潰す気はちゃんと残っているので(s19-14)良しとする。

 


「でしょ?」

 


 青木くんが右京さんに同意を求めると、確かに自殺を鵜呑みにしたわけではないが、口封じまでは…とやんわり否定。

 


「何 弱気なこと言ってんですか、杉下さんらしくもない。彼女が生きてる限り鶴田翁助は枕を高くして眠れないんだから、手を回して殺しちゃったに決まってますよ」

 


 楽しそうに話しながらフフフと笑う青木くん、さっそく角田課長にそのモラルの低さを注意される。

 


「だってワクワクしません?こういう陰謀論…あっでも僕はこの2人の気持ちを代弁してるだけなので」

 


 もちろん反省しない青木くん、更なる笑顔でしれっと特命係のせいにする。可愛いなあ。そこで冠城「はい、もう帰れ!」と青木くんにノートパソコンを渡す。

 


「なんだよ!見たくないのか?」

 


 じろりと睨む青木くん。何を?と聞く冠城に、渡されたパソコンを軽く持ち上げて主張しながら答える。

 


「集めろって言うから集めてやった情報をだ」

 


 何も出なかったんじゃ…と言う冠城から呆れたように視線を外す青木くん。

 


「俺を見くびるな冠城亘。"口封じの情報は何も出なかった"って言ったんだ。逆に…自殺を裏付ける情報ならあるぞ?」

 


 そしてキーボードを叩き、映し出された柾庸子の遺体写真。ゆっくりパソコンの画面から離れ、皆のリアクションをニヤニヤしながら待つ青木くん。驚くかな?驚くよなぁとワクワクしているのが分かりやすく表情に出ていて非常に可愛い。そして冠城が眉間に皺を寄せながら「お前…地検のサーバーハッキングしてんのか」と非難するように問う。

 


東京地検刑事部のファイルサーバーだ」

 


 ニカッ!と今日イチの笑顔で答える青木くん。もうイタズラ成功して喜ぶ子供にしか見えんのよ。どんだけ可愛いの君は…お菓子あげたい…するとハッキングはヤバいだろと声を低くする角田課長。ここからスーパー青木くんタイム。

 


「行政機関へのサイバー攻撃を未然に防ぐため我々は日夜戦っています。システムのセキュリティホールを発見するのもその一環。こうして今回は地検刑事部のシステムに致命的な脆弱性を見つけた次第です」

 


 最高の言い訳である。さすが青木くん、ここまで理路整然とスラスラ言えるものではない。しかし普段の性格が災いし秒で詭弁を弄するなと角田課長に返される。

 


「詭弁も駅弁も何も…ぶっちゃけ、データを盗み出したりしたらヤバいですけどこれは単に覗いてるだけ。目くじら立てるほどの事じゃ…」

 


 覗きはオッケー盗みはアウト、それがサイバーポリス青木年男。まぁ覗きは彼の5年前からの変わらぬ趣味だから…(s14-15)このシーンはずっとパソコンを食い入るように見ている右京さんのアップなので、青木くんはセリフのみ。なので次のシーンがかなり悔やまれる。

 


「…ああそうさ、俺は覗き魔さ。でもその覗き魔の上前はねてる貴様らは何だ?僕の事を不当に非難するなら…もう見せない」

 


 スッと青木くんの手がフレームインし、興味津々に見ていた右京さんを無視してパソコンを閉じると、そのまま持って出て行ってしまう。

  何で急にヘソ曲げちゃったの青木くん!?

 微妙に冠城の腕が映っていたのだが、何かしらの非難めいたジェスチャーをしたのかもしれない。この一連の流れの表情も仕草も見えないのでめちゃくちゃに歯痒い。この俺だから見せてやれたのに責めやがって!調子乗んなよってなったのかな。無念。


②大河内監察官と捜査一課


 大河内監察官、青木くん、捜一の順番でぞろぞろと特命係の元へやってくるシーン。それに驚いて後ずさる角田課長を見て、さあショーの始まりだと言わんばかりにニヤリと笑う青木くん。

 これ、見返して思ったのだが…ひょっとして青木くん、全くもって怒っていないのでは??

 特命係の部屋に入ってからずっと薄ら微笑んでいた青木くんだったが、監察官や伊丹が話し出した辺りで急に思い出したかのように、神妙な表情を作ったり眉間に皺を寄せたりし始めたのだ。そしてついに語り出す青木くん。

 


「いつものように詳しい事情も語らず、その鍵の部屋を突き止めたいから何か手掛かりないか調べろって傍若無人に渡された鍵が…まさかの盗品。下手人は貴様。恥を知れ冠城亘!」

 


 詳しい事情も語らず、の辺りで冠城が青木くんに鍵を渡す回想シーンが挟まれる。青木くん、スゲェ面倒くさそう。そして冠城が鍵を盗み出す映像を見た青木くん。

 


「それが持ち込まれた時とても信じられなかった、けれど間違いなく貴様だ。それで率先して鍵を預かっている事を報告した、悪く思うな。僕は共犯者じゃない。善意の第三者だからな」

 


 口調は忌々しげで、よくもこの俺を利用しやがってと言う怒りに燃えているように見える。しかし…じゃあ角田課長を見た時のあのニヤリ笑顔は何?

 青木くんは基本、不機嫌そうにブスッとしている。もし盗品を掴まされた事を恨んでいたのなら、あのように笑う余裕などないはずだ。いつものジト目で口元をへの字にしながら歩いていた事だろう。

 皆が口々に冠城を責めている時もずっと黙っていた。青木くんはよく喋る子なのに。言い逃れできんぞ!とか見苦しいぞ冠城亘!とか野次を飛ばしそうなものだが…つーか何か冷静なんだよね青木くん。あの子、マジで怒ると激しいじゃん?(s14-15)(s16-20)(s18-12)

 それによく考えたら、冠城の逮捕は青木くんにとって愉快にしかならない。衣笠副総監にとっても甲斐さんの傷になるのでざまぁ状態である。青木くんは意外に演技派(s16-2)なので、被害者のように振舞っていただけで内心は大爆笑だったのかもしれない。

 


③特命係の部屋で右京さんと

 


 件の映像を見ている右京さんと青木くん。

 


「どこからどう見ても冠城亘です」

 


 ディープフェイクの可能性はないかと尋ねる右京さん。

 


「真っ先に解析しましたがフェイク判定は出ませんでした」

 


 椅子に座っている右京さんに対しておそらく屈んでいるだけの青木くん、上目遣いでそう答えるのがとってもキュート。つーかこの「真っ先に」とか強調する辺りやっぱわざとらしくない?分かった上で監察官に加担したような…だって面白いから。

 


 ここで青木くんの出番は終了。いや~1話からかなり喋ってくれてめちゃくちゃ嬉しい!それも事件の概要とか情報でなくちゃんと青木くんとしてのセリフで!次回予告を見る限り特命係とガッツリ捜査しているようで楽しみすぎます。どうしてそうなった!?

 

ドラゴン桜の藤井くん

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左図引用元https://www.tbs.co.jp/dragonzakura/chart/

右図引用元「ドラゴン桜2」(電子版)4巻11/191

 

 ドラゴン桜にこんな魅力的なキャラがいたなんて聞いてねえぞ。という事で久々の更新です。

 ドラマでは現在9話まで放送中で、原作の漫画は6月23日に最終巻である17巻の発売を控えており、私はそのどちらも楽しみにしているファンの1人である。そして同時に、拗らせ男子高校生「藤井遼」のファンだ。この記事では主に、藤井くんがドラマ版と原作でどう違ってどう可愛いかを書いていく。


 ドラマ版の初登場は1話。東大専科への勧誘シーン。

水野「藤井くん、東大受ける気ない?あなたなら…」

藤井「ああ、東大なら受けるつもりですよ」

水野「本当!?じゃあ…」

藤井「先生のクラスに入るつもりはありません。バカと一緒に勉強すると、うつりそうじゃないですか…バカが」


 穏やかな声で微笑みながら、わざわざ倒置法を用いてまでバカを強調する藤井くん。一見、無害そうな可愛らしい顔をしているのにこの毒舌……全然許せる。(元々悪役好きなので判定が緩い)

 ちなみに彼は東大専科を冷やかしに来た際「バカな女とか無理だから。バカがうつるし」と嘲笑い、東大専科の授業を受けメモを取った際それを指摘され、専科の生徒に「見せろ見せろ」と近付かれた時「バカがうつんだろ」と返している。どうやら彼の中で"バカがうつる"はお気に入りの煽りワードのようだ。可愛いなあ。

 ドラマ版の藤井くんの魅力は、やはり6~9話にかけてのツンデレだろう。5話まで悪さをしてきた事がギャップとなり、一度素直さを見せると後は何をしても可愛く見える絶対時間(エンペラータイム)になるのだ。皆で一緒に勉強をしていて、その差し入れにアイスを持ってきた水野に対し拍手して喜ぶという年相応のリアクションを見せた破壊力たるや。ハーゲンダッツいる?


 原作の初登場は3巻の16限目。難関大コースの文系クラス担当の教師と、理系クラス担当の教師がそれぞれのトップである生徒を呼び出し「東大を目指す気はないか」と話をするシーン。


藤井「ボクはそのつもりですけど」

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ドラゴン桜2」(電子版)3巻24/190


 この時点では至って普通である。表情も柔らかく、生意気な面も一切ない。もしかして…ドラマ版が盛ってるだけ…?そんな考えが一瞬よぎるが、文系トップの小杉麻里が「浪人したくないので、落ちるリスクの高い東大を受ける気はない」とキッパリ告げその場を去ってしまうシーンの直後。

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ドラゴン桜2」(電子版)3巻33/190


 この顔である。以降、藤井くんが描かれる時は人を見下したような表情がテンプレとなった。

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マスク姿でもジト目で分かる藤井くん。

ドラゴン桜2」(電子版)15巻57/195


 今後、水口先生と藤井くんが嫌な奴として活躍するのだろう…と、思いきや。次のページでヒール役は藤井くん1人が担っていく事になると知る。

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ドラゴン桜2」(電子版)3巻34/190


 水口先生、お察しの通りである。ドラマ版の藤井くんは6話でデレてくれるが、原作はそのまま15巻までデレねえのだ。(ちなみに水口先生が藤井くんの舐め腐った学習態度にキレ散らかすのは12巻)しかし、だ。デレなかった分、素直になった瞬間の絶対時間(エンペラータイム)が凄まじい。もう可愛いとかではなく感動に近い。私はちょっと泣いた。(元々距離があったキャラクター同士が心を通わすシーンに弱い)この瞬間を味わえるのは15巻、初めて藤井くんが表紙に描かれた記念すべき巻である。

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 だがそれは、これまでの藤井くんを知っているからこそ味わえるもの……普通にストーリーも魅力的なので是非。知識的な面を見ても絶対に損はしないだろう。ちなみに藤井くんの登場巻は3巻、4巻、10巻~12巻、14~16巻(そして今月発売の17巻)だが、出ていない巻も天野くんと早瀬さんの成長劇から目が離せないので、普通に全巻買ってしまうと思う。私のように。

 果たして藤井くんは東大に合格できるのだろうか…絶対現役合格して欲しい。マジで頼む。祈るような気持ちで最終巻の発売を待っている。

 


 ドラマも残すところあと1回。来週で最終回を迎える。ドラマ版の藤井くんも絶対現役合格して頂きたい…ていうか専科の子ら全員お願いします。

 


 ちなみにドラマ版のもう1人の推しは銀之丞さん演じる校長である。あの人可愛すぎませんか。ほぼマスコット。お腹を押すと「教頭のくせに」って話すぬいぐるみが欲しい。仲間由紀恵阿部寛の某ドラマの人形みたく。

 

相棒19-20話を見返した

 

 ついに来ました最終話。結局、最後まで衣笠副総監と青木くん絡まなかったな…まさか一言も交わすことなく終わるとは…サイ対に嫁入りしたのに特命係とイチャイチャするのは不義密通だぞ青木くん。という事で書き起こしていく。

 

 

①鑑識課


 益子が青木くんにパソコンなどの押収品を渡し、取り急ぎ調べてくれと頼むシーン。

 


「承知しました」

 


 直後、青木くんのスマホから着信音。ちょっと失礼、とスマホを益子の目の前で軽く上げてから後ろを向き、チェックする青木くん。冠城から数枚の画像のみのメッセージが届いており、とりあえず1枚タップして拡大する青木くん。

 


「冠城亘…!」

 


 また面倒な事を押し付けやがって…と憎々しげに呟いたところで一旦、出番終了。気になったのは青木くん、スマホカバーだけでなくロック画面までも青色で統一していた事かな。(s15-18ではスマホ本体の色が青だった)(s17-10でもスマホカバーは青)(他は青木くんのスマホがはっきり映るシーンを思い出せず断念)特命係にいた頃に使ってたマグカップも青だったなぁ…好きなんだね青。ただ右京さんのロック画面も色の濃さは違えど同じ青色だったので、相棒の世界ではスマホのロック画面の初期設定が青色の可能性も捨てきれない。

 


②特命係の部屋


 右京さんが「"このチキン野郎"ですか」と目を丸くするシーン。

 


「ええ、なかなかの見ものでしたよ」

 


 笑いながらフレームインする青木くん。たまたまあの場にいて見ていたのか、噂を聞いて防犯カメラの映像を確認したのかは不明。(今期2話で出雲のエキサイト取り調べ室の映像を簡単に入手していたので後者の可能性が高い)とりあえずホント嬉しそうに笑うよね君。近所に美味しいパン屋さん出来たんですよ、とかと同じテンションの笑顔。可愛いなあ。すると冠城が「相変わらず悪趣味で。で、何しに来た?」とさっさと本題に入ろうとする。

 


「何だと?」

 


 青木くん、眉間にとんでもなく皺を刻み込み一気に不機嫌に。悪趣味に関しては己の歪みを自覚済みなので、テメーが意味わかんねぇ画像送り付けてきたんだろうがという怒りが出た模様。「冗談、冗談。で、分かったの?」と訂正する冠城に対し、軽く指をさす青木くん。

 


「僕を誰だと思ってる?」

 


 タブレットを操作しながら冠城に近付き、画像を表示する青木くん。

 


「判明したこと、身長およそ160センチ。以上!」

 


 まさかの報告に「え?それだけ?」と聞き返す冠城。

 


「ああ、年齢も性別も不明。人物特定に繋がりそうな有力な情報も皆無。そもそもこんな写真だけでどこの誰かなんてわかりっこないだろ虫のいいこと言うなバカタレ。あー…!」

 


 そもそもこんな、と言いながら冠城が送ってきた画像数枚を次々にスワイプしていく青木くん、イラつき度が分かりやすくて非常に良き。文句を言いきった後の感嘆詞も、これだから素人は嫌なんだって呆れと吐き出せた事で溜飲を下げたのが伝わってきてとても良い。好きなシーンです。

 


「あとついでに言うと、これが撮られたのは7日の午前11時8分。写真データを解析した」

 


 青木くん、今日イチの笑顔。こんな写真でも日付と時間は特定してやったぜ!凄いだろ!と顔で言う男。表情豊かでほんと可愛い。えらいねェ~。しかし当然ながら右京さんは褒めない。「君をもってしても手掛かりは掴めませんか」と結果的に何も分からなかった事を一言で片付ける右京さん。それに対し一瞬何か言いかけるが、まぁ本当の事だし…と不満ながら口を閉じる青木くん。細かい動作がほんと愛おしいよね。是非見返して欲しいこのワンシーン。そして「ちなみに押収したパソコンからは何か出ましたか」と聞く右京さん。

 


「思った通り、バックドアが仕掛けられてましたよ」

 


 つまらなさそうに答える青木くん。今回は自分の高い能力を見せつけられず不服のようだ。次(来期)があるよ!頑張れ青木くん!

 


③特命係の部屋

 


「ご想像通りでした」

「鶴田官房長官は毎年恒例、内輪のお誕生会でクックロータリーの出張料理人を使ってます」

 


 やはりそうでしたか、と右京さん。なら、鶴田官房長官の誘導があった可能性も…と冠城。2人が推理モードに入ったのを、後ろでお手並み拝見とばかりに見ている青木くん。しかしその余裕は突如、崩される事となる。まさかの内村部長、咳払いと共に参戦。これにはかなり驚いた青木くん、顔を見るなりヤバ…!と慌てて立ち去ろうとする。

 


「失礼…」

 


 言い終わる前に、コラァ!!と大声で一喝される青木くん。ビクッと体を仰け反らせ、内村部長の顔色をうかがいながら素早く通り抜け退室する。


やっぱり青木くんはネコチャンだった。


 何そのリアクション!?このブログ内でも何度か青木くんを小動物扱いしてきたがついに公式まで…!と言うか内村部長もおかしい。コラァ!!って怒鳴って追い出す手法は成人男性に対して使わないだろ。「席を外せ」や「持ち場に戻れ」と命令するか「こんな所で何をしている?」と睨むか…いや、咳払いだけでも十分に効果的だ。現に青木くんはそれで出ていこうとしたのだから。なのに何故、怒鳴ったのか…このとき彼は、衣笠副総監の証言をこっそり録音したボイスレコーダーを特命係に届けに来ていた。その為、衣笠副総監と繋がっている青木くんに絶対に知られるわけにはいかなかったのだ。故に「邪魔者は帰りましたか」と追い払ったのに戻ってこないよう(s18-20)、怒鳴りつけてビビらせたのかもしれない。…いやあれ中園参事官だったから戻って来たんじゃない?青木くん彼のこと薄らナメてんだよな…。

 


 という事で、青木くん出演シーンの最後の最後でとんでもなく可愛いものをぶっ込んできた公式。ありがとう公式。これだから油断できねぇぜ…!そして。

 青木くんs19皆勤賞おめでとう!!!

 いやぁ素晴らしい!全話出たのはs19が初めて。記念にBlu-rayボックス買おう。帯に「祝!青木年男皆勤賞」って付けといて下さい。