ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒19-19話を見返した

 

 今回は2シーンのみ。その両方が特命係でのシーンとなり、久しくサイバーセキュリティ対策本部を見ていない。青木くん特命係だった頃より特命係にいない?あの視力が落ちそうな薄暗さと土師くんの笑顔が恋しいよ…という事で書き起こしていく。

 


①特命係の部屋

 


「ボス弁、三門安吾率いるエンパイヤ・ロー・ガーデン。法曹界で一大勢力を誇る法律事務所です。中郷都々子はいわゆるイソ弁。のり弁じゃないぞ」

 


 居候弁護士の略だ、分かってるよな?と軽くバカにしつつ簡単に中郷都々子の経歴を話してくれる青木くん。…あ、イソ弁→磯弁→のり弁の発想かな?うわっ可愛い。遅れて萌えた。

 


「ざっくり経歴述べるとそんなとこですが…この中郷都々子があの不死身ちゃんの仇、朱音静の弁護士になったんですか?」

 


 出雲はフルネーム呼びじゃない青木くん。1話と2話では出雲麗音と呼んでいたが、同じく2話で面と向かって「不死身ちゃん」と呼んだのが初めて。でも誰が言い出したんだっけ?青木くん命名??(過去記事を遡るも青木くんのセリフのみ書き起こしていた為、詳細は不明)

 


「何でまた。ここの事務所、朱音静なんて下級国民 洟も引っ掛けないハイソな法律事務所ですよ。そうそうたる企業の法律顧問やってるし」

 


 は、敗訴な法律事務所??誰が依頼すんの…と思い調べたところ、出ました青木くんの死語好き。"ハイソ"…ハイソサエティの略で、バブル時代に流行った言葉だという。あれかな?昭和の言語センスが逆に新しいって感覚なのかな?…いや待てよ……もしやこれも口調の伝播…!?直前に衣笠副総監と会ってたんじゃないの青木くん!?「また特命が嗅ぎ回ってますよ~どうします?」「あー適当に相手しといて。奴らもハイソな法律事務所だって事は分かってるだろうし」とか何とか!…よし、今後青木くんが死語を使った時は、直前に衣笠副総監と会っていた事にしよう。私の中で。

 そんな青木くんの疑問に対して、「俺たちも同様の疑問を持ったから、お前なんかに頭下げてリサーチして貰ってるんだろうが」と文句を言う冠城。

 


「それは…一度でも下げてから言え冠城亘。ふんぞり返って命令する癖して」

 


「それは」って言った時の溜息混じりに返す青木くんのうんざり感、とても良き。ていうか君ら仲良くなりすぎじゃない?何その軽口言い合う感じ。もう友達じゃん。青木くんが特命係の頼み事を聞いてあげるのは、自分の能力を誇示したいのと、協力者のふりをして信用を得る為だろう。彼の最終目標は特命係を潰すことなのだから…と思っていたのだがその認識であってる?大丈夫??…やっぱりツンデレ便利屋ポジになってしまったのだろうか。まぁそれも可愛いけど…!


②特命係の部屋

 


「ご指摘の通りですねぇ」

 


 右京さん、冠城、青木くんの順番で話しながら特命係の部屋に入るシーン。冠城が「やはりエンパイヤ・ロー・ガーデンのクライアント…」と返す。

 


「それもかなり ぶっとい」

 


 最初のセリフからずっと、資料に目を通しながら話していた青木くん。冠城に「うん、だろうな」と言われ初めて顔を上げ、冠城を睨んでから距離を詰めていく。

 


「だからって得意がるな冠城亘。エンパイヤの弁護士が、朱音静についたら加西周明がシロって供述に変わったんだ。誰だって加西がエンパイヤのクライアントだって分かる」

 


「誰が得意がってる?」も~すぐ噛み付くんだからお前は…と迷惑そうな冠城。

 


「貴様の言葉の端々に得意気な響きを感じるんだよ!」

 


 ついに貴様呼びに。うーん、でもちょっと分かるぞ青木くん。誰に対しても飄々としていて物怖じしない態度、と言えば聞こえはいいが要するにちょっと偉そうだもんね彼。「あの人、誰の下に付いてるつもりもないと思いますよ。誰よりも上だと思ってるし」(s15-3)と過去に青木くんも言っていたように。そして「耳、歪んでんな」と返す冠城。

 


「自慢じゃないが、全身歪んでるんだ」

 


 どうやら自覚があった模様。君の歪んだハートを真っ直ぐにしてくれるのはどんな人だろうね…亀にはその力ありそうだったけど。(s17-7)(いなくなってからめちゃくちゃ寂しそうにしてた)(あれは絶対可愛がってた)すると「いい整体師、紹介してあげるよ」と強めに頭を撫でる冠城。睨みつける青木くん。それを無視してお馴染みのやり取り入り終了したので本題に入りますと言わんばかりに右京さんに話しかける冠城。そしてストーリーが進む。朱音静が金銭と引き換えに、全ての罪を被ったのではと推理する右京さん。

 


「朱音静ってのは図太い女だな」

 


 吐き捨てる様に言う青木くん。しかしその後、「しかし…買収できますかね?」と即、意見を覆す右京さん。

 


「は?」

 


 思わず顔を上げる青木くん。そしておい聞いたか今の?と確認するようにチラッと冠城を見る青木くん。可愛い。

 


「いや、たった今買収されたって事で話まとまったでしょう?率先して賛同した癖してその舌の根も乾かないうちに和を乱す様なこと…」

 


 え、合ってるよな?お前も同じ意見だったろ?と不安になったのか、話しながら再びチラッと冠城を見る青木くん。めちゃくちゃに可愛い。なんせ冠城がノーリアクションだったからね。ビックリしてんの俺だけ!?って焦ったのかな。すると右京さんが「さて、金銭の受け渡しはどうしたのでしょう?」と急に教師モードに。今度はしっかり冠城の方を振り返って顔を見る青木くん。冠城も片眉を上げて返す。

 


「普通、大金は振込みでしょう。口座振込」

 


 しかし反応がない右京さん。それに対し、答えを提示しましたが?と両眉を上げて先を促す青木くん。ちょっと海外リアクションっぽい。すると冠城が「バカかお前」とバッサリ。朱音静の口座など全て押さえられているのだから振り込んだ瞬間バレるだろう、という至極当然の意見に分かりやすく凹む青木くん。うるさい!とか何だと!とか一切の反抗を見せず確かに…と押し黙る。意外に素直。

 


「だから、隠し口座だよ」

 


 やっぱり青木くんでした。言い訳っぽい返しだったと自分でも感じたのか、顔を覗き込んでくる冠城に対して全く目を合わせない青木くん。しょげてる…かっっわいい……バカって言われた上に意見全否定されたのショックだったんだね…更に冠城が「そんなのあるの?」と囁く。

 


「知るか。本人に聞け!」

 


 ついにヘソを曲げた青木くん。冠城を睨んで腕組みをする様は、漫画なら確実にフン!という書き文字が添えられそうだ。可愛いなもう。またコミカライズされないかな相棒…青木くん絶対、初期と後期でキャラデザ変わるタイプの悪役として描かれるね。身長を奪われ童顔を与えられる間田敏和や飛影タイプ。そこで右京さん、再び教師モード。問2.仮に隠し口座があったとして、朱音静はどうやって振込を確認しましたか?

 


「え?」

 


 すかさず確かに、と同意する冠城。確実に受け取ったという証拠がない限り言う通りにはしないだろうし、口座の残高確認など出来ない状況にある。

 


「弁護士が振込明細見せりゃ済むだろ。弁護士の接見は立会人がつかないからな」

 


 しかし納得しない右京さん。仮にその明細を見せたとして、加西が送り込んだ弁護士の事を朱音静が素直に信用するとは思えない、とまたもや全否定。ですからそれは…と再び言い訳っぽく反論するかと思いきや、フーンそうかもね?と興味がなさそうに黙って聞いている青木くん。そこで今回の出番は終了。


 イラつきもしていない…だと…!?何だろう、この違和感。今回はずっと、何だかやる気がないような……さては青木くん…


 この事件、深入りしないようにしてんな?


 振り返って見れば、①でのエンパイヤ・ロー・ガーデンについての情報も特命係が知りたかったような詳しい事は得られなかったし、②でも青木くんが「ご指摘通りですね」と言ったように、調べた事は特命係の推理の範囲内のものだった。青木くんは毎回、事件の解決に繋がる新しい情報を積極的に持ってくる。もちろん特命係の為でなく、自分の有能さをアピールする為だ。今回に限ってそれがないのは…やはり、衣笠副総監が絡んでいるからに他ならない。内村部長が狂っ…あんな事になってしまった以上、もはや彼の言う事を素直に聞いてくれる味方は青木くんくらいのものだろう。ちょっと気の毒。頑張れ衣笠副総監!いや、負けないで板挟みの中園参事官!!

 

 

相棒19-18話を見返した

 

 今回の青木くん、前髪が伸びててキュート度が上がってましたね。しかも何か…シュッとしたような…s17の頃を思い出すなぁ…いや勿論いつも可愛いんだけどね!更に可愛くなってたと言うね。では書き起こしていく。

 


①特命係の部屋


 右京さんと冠城が、銃にまつわる雑談をしているシーン。小窓から青木くんが歩いてくる様子が見えるのだが、歩きながら横を見て、組対が全員出払っているのを物珍しそうに眺めている。さっそく可愛い。そりゃ見ちゃうよね!誰一人いない状況は確かに珍しい。そして部屋に入る前に小窓を覗き込み、特命2人を確認する青木くん。もしかして不安になっちゃったのかな。さっき誰もいなかったもんね。大丈夫、特命係はそこにいるよ。暇だから。

 


「聞きました?"魔銃録"の…笠松剛史の事件」

 


 いつものニヤケ顔でサッと魔銃録を出す青木くん。青木くんこういうの好きそうだな。もしかして私物…?すると冠城、青木くんから本を受け取り「拳銃を使った短絡的な事件だろ?」とどうでも良さそうに答える。

 


「おや。犯行に使われた銃が、あの魔銃かもしれないって言うのに興味ないんですか」

 


 さすが青木くん。一気に冠城の興味を引いた模様。「どういう事?」と食いつく冠城に、フフンと得意気にパソコンを開く青木くん。

 


「3ヶ月前、代議士襲撃に使用されたのは"魔銃録"に書かれていたのと同じ拳銃だった」

 


 表示された銃の写真に興味津々の冠城。「随分古い銃だね。西部劇に出てくるような…」と食い入るようにパソコンを見る冠城を、ドヤ顔で見下ろす青木くん。そうだろ?凄いだろ?って顔で言ってる。可愛い。すると横から右京さんが「コグバーン社製のデューク。興味本位で騒ぎ立てたネットでは、襲撃に使われたこの拳銃を小説同様、魔銃と呼びました」と付け加える。それをお!知ってるじゃ~んと嬉しそうに聞いている青木くん。やっぱり可愛い。趣味でダークウェブにアクセスしてたような子だし(s16-7)、銃が好きだったりするのかな。そしてコグバーン社とはどこだろうか。

 銃の形状から見てコルト社なのは明らかなので、何のパロディか気になりググる。元ネタは『勇気ある追跡』(1969年)という西部劇映画だった。登場キャラクターにコグバーンという保安官がいて、彼が使用した銃がコルトS.A.Aだったのだ。(魔銃も同じシングルアクション)そしてそのコグバーンを演じた俳優、ジョン・ウェインの愛称がデュークだったのである。もう相棒のこういうお遊び大好き…!当然、知っている人はニヤリとしていた事だろう。調べて良かった。では本編に戻る。

 


「科捜研の鑑定によれば、笠松剛史を殺害した銃弾と、この魔銃の線条痕が見事に一致したそうです」

 


 人差し指をクルクルと回し、線条痕を表現する青木くん。めちゃくちゃに可愛い。しかし更に可愛いのが、ね?面白いでしょ?とリアクションを確認するように、言い終わった後に冠城と右京さんの顔を交互に見るところ。

 はい前回17話の「聞いて」発言に引き続き子供っぽい仕草入りました。

 何この33歳児。飴ちゃんいる?しかし代議士襲撃に使用された銃は、その場で押収されている。今回の事件で同じ銃が使われたなど有り得ない、という右京さん。そこで冠城が青木くんに「…で、どういう事?」と説明を求める。

 


「魔銃なんだよ!」

 


 だから言ってるじゃん!と言わんばかりの態度。やっぱ魔銃録の読者だな青木くん。ファンだったりする?本の中では魔銃は増殖する設定らしい。本の世界と同じ事になってるのが嬉しかったのだろう。だからわざわざ特命係にまで来てお話しに来たと。少年かな?

 


②特命係の部屋


 右京さんが冠城に電話をしているシーン。電話を切ると、青木くんが声をかける。

 


「冠城亘は鑑識課で何してるんです?」

 


 本人不在でもしっかりフルネーム呼びの青木くん。そういや今期11話でも右京さんと話してる時「冠城亘から聞きました」とか言ってたな…。慌てると冠城さんって言う癖にぃ。(今期17話)(神回)(最高)益子さんにちょっとした講習を受けて貰っている、と答える右京さん。更に「君の方はどうですか?」と聞く。

 


「この選ばれし特別な僕に、不可能などありませんよ」

 


 見習いたい、この自己肯定感の高さ。まぁ青木くんが仕事が早すぎる上に技術もずば抜けて高い優秀な人材なのは事実なので、正しく自己評価していると言えるだろう。覗き好きと執拗な性格が玉に致命傷なだけで。そして右京さんを、人差し指でクイクイと呼び寄せる青木くん。

ひえええ!!何それ!?

生意気カワイイ~~!!!

 杉下右京は怒らないと思ってるのか、サイバーセキュリティで流行っているのかどっちだろう。(今期11話)土師くんと常にそんなやり取りしてるから感覚がマヒしてる可能性もあるな。青木くんが右京さんに怒られたのはs17-3話の特命係にいた時くらいだし(あの時の苦虫を噛み潰したような顔で答える青木くん可哀想カワイイ)、犯人は自分だと即バレするにも関わらず右京さんのはた迷惑な噂を庁内中に広めまくった事(今期11話)も記憶に新しい。て言うかそもそも誰に対してもずっと生意気でしたね。衣笠副総監とか以外。青木くん!その人一応、警部だぜ!

 


「うーん…これかな…っと」

 


 青木くんがパソコンのキーボードを叩くと、画面を見た右京さんの目が輝く。それを流し目で確認し、めちゃくちゃドヤる青木くん。最高カワイイ。更に右京さんから「これです。さすが青木くん…全てが繋がりました」と初めて普通に褒めて貰えた青木くん。しかしそのリアクションはフレームアウトして見る事が出来ないという歯痒さ。絶対さっきのドヤ顔より嬉しそうにしてるかビックリしてるに違いないのに~~!!と、悔しみの中で今回の青木くんの出番は終了。無念。

 

 

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(引用元https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0018/)

余談だが主任研究官の黒岩、青木くんの初登場回(s14-15)では暴力団の組長として出演しており、青木くんとガッツリ絡んでいた。

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(引用元https://www.tv-asahi.co.jp/aibou14/sphone/story/?pid=0015)

間接的にでもいいから触れて欲しかったな~。「黒岩…?ああ、あのヤクザみたいな強面の人でしょ」とか。

 

相棒19-17話を見返した

 

 青木クラスタお待ちかねの神回。凄かった…本当に凄かった…怒涛の供給に初見は全くストーリーが入ってこないレベル。後でテラサで見返してようやく把握したが、2回目ですら気が散る破壊力。もちろん青木クラスタのみに発動するデバフである。と言う事で、今回の記事はかなりの長文になります。

 

 

①青木くんの自宅


 なんと冒頭から青木くん登場。それも自宅の窓から双眼鏡で隣のマンションを覗き見している、と言うシーンから。電気もつけずに暗い自室で、外からの照明でニヤリと笑う青木くんが怪しげに照らされている。この不穏さ…初登場(s14-15)を彷彿とさせるではないか…!彼は何も変わっていない!態度こそ軟化したものの、根っこの闇はそのままだ!私の見たかった青木年男がそこにいる!開始早々、脳細胞がトップギアだぜ!!(すでに気が散り始めている)

 


②特命係の部屋


 冠城、右京さん、角田課長が暇そうに集まって青木くんの話を聞いているシーン。右京さんが「監禁?」と復唱する。

 


「そう、向かいの部屋で。この3日間じっくり観察したんで間違いありません」


「空き部屋に急に引っ越してきたかと思ったら、連れ込まれたきり姿を見せないのが1人いるし…昼間からカーテン閉めっぱなしだし。あれは絶対そうです」

 


 楽しそうに話す青木くんに対し、「また覗き見してんのか」と呆れたように言う冠城。スッと表情を消す青木くん。過去に覗き見をした事で殺人事件に巻き込まれ、痛い目を見ただろう(s14-15)と角田課長にまで注意されてしまう。その間、ずっと俯いている青木くん。どうやら根底にあるあの時の屈辱と恨みが、ふつふつと沸いてきた模様。それを静める為に、床を睨みながら貧乏ゆすりをしている…最高すぎる。頑張れ青木くん!あの時みたいに「クズ野郎が!」ってキレちゃダメだよ!

 更に「変わってないね、本当にお前は」と続ける冠城。

 


「僕は。いち警察官として、事件を未然に防ごうとしてるだけだ。ね~杉下さん」

 


 しかし怒りを何とか飲み込んだ青木くん、勢いよく顔を上げ食い気味に答える。そしてそのまま右京さんの元へ、猫撫で声で近づく青木くん。

 そう、青木くんのターゲットは常に右京さんなのだ。冠城も潰す気ではあると思うが、右京さんに比べ難易度は低いと見ているのだろう。猫被りをやめ、タメ口になったり当たりが強かったりするのは、警戒心が薄くなったからだと言える。単に仲良くなってしまっただけかも知れないが。

 しかし右京さん、興味本位で覗いていたとしたら犯罪ですよ、と素っ気なく返す。

 


「ああ…そうですか!分かりましたよ。じゃあ監禁だっていう決定的な証拠を持ってきてやる。見てろ!」

 


 捨て台詞を吐いて特命係の部屋を出ていく青木くん。小窓から去っていく青木くんの後ろ姿が見えるのだが、モブ男性職員とぶつかりそうになると言う小ネタつき。職員が持っていた書類を青木くんから避けるように上げているのが見える。青木くんはそんな彼を完全に無視してズンズン歩いていくのがポイント。おこなんだね。ぷりぷりしちゃってか~わいい!

 


②青木くんの自宅


 冒頭と全く同じショット。マンションの窓から双眼鏡を使っている男が遠目から映り、アップになって青木くんだと分かるシーン。めちゃくちゃ嬉しそうに笑っている。本当に覗きが好きなんだね。そんなお楽しみの最中に、来客を知らせるチャイムの音が。双眼鏡をそっと机の上に置き、鬱陶しそうに応対しにいく青木くん。

ウワーーー!!!

青木くんの!!私服姿が!!

青木くんの!!自宅の内部が!!

映!し!出!さ!れ!て!

…失礼。これからもっと騒ぎます。

 


~~~~~~~~~~

 まずは私服姿。

 グレーのスウェットに、ベージュのタイトなチノパン。青木くんベージュなんて選ぶんだ!?黒かグレー、もしくはジーンズかと…少なくともs15-18話で「我は探検家…」などと独り言を言いながら赤い照明の下、社課長のPCをハッキングしていた時に着ていたグレーのジップパーカーの私服姿からは想像できない爽やかなチョイスだ。スウェットのせいで野暮ったい印象を生み出しているが、アイテムとしては普通にオシャレである。それ部屋着なんだ…。意外にちゃんとしてるんだな…。そしてスリッパ派。それも大きめでしっかりした暖かそうなやつ。ここに来て可愛いポイント荒稼ぎ。総じて100点!

 次は自室。

 公式からの画像が上がっていない為イラストで説明する。

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 青木くんそんなオシャレなラック選ぶんだ!?てっきりスチールラックかと…そして彼の自室とは思えないほど整理整頓されている。机の上もデスクライトとパソコン、ペン立てやスマホスタンドらしき物くらいしか置いておらず、キチンと片付けられている。とてもs15-18話で「あるいは探求者…」などと独り言を言いながら映し出されたテーブル上に、インスタント味噌汁や弁当の空の容器、新聞紙と思しき物が乱雑に積まれていた汚さからは想像できない綺麗さである。

 そして最も驚きだったのは、恐竜のフィギュアが3体も飾られていた事。そのうち1つはライトアップまでされている。完全にお気に入りである。ここに来て可愛いポイント荒稼ぎ。コルクボードに特命係の顔写真を貼り画鋲でメッタ刺しにして飾っていた男とは思えない可愛さである。総じて100点!!あれから4年だもんね…何度か引越しているようだし、わざわざ次の家に持ち込むとは考えにくい。むしろ今でも飾っていたら、もはや大事にしちゃってるレベル。他のゴミと一緒に突っ込んで捨てたに違いない。

~~~~~~~~~~

 


 …よし。語り尽くした。次へ進む。

 


 ドアスコープから来客を確認し、特命2人だと分かった青木くん。渋々ドアを開ける。

 


「何ですか?今更…」

 


 だるそうに聞く青木くん。そして開くや否や、素早く青木くんの横をすり抜け小走りで上がり込む冠城。

 


あっちょっと…!ちょっと!冠城…!冠城さ…!」

 


 青木くん大慌て。眉毛を八の字にさせ、思わずフルネーム呼びでなく冠城さんと言ってしまうほど。まぁ4年間その呼び方だったしね。つい出ちゃったんだね。可愛いなあもう。そして何故か迷いなく真っ直ぐと青木くんの部屋へと突入する冠城。妙ですねぇ…。(cv:杉下右京)どうやら彼、青木くんのお家に何度かお邪魔している模様。やっぱり仲良いのかお前ら??宅飲みとかしてんの??

 そして冠城、机の上の双眼鏡を指差し「あ!やっぱりなぁ…休み取ったって言うから来てみれば…どうせこんな事だろうと」とお説教モード。青木くん、さっきまでの困り顔を引っ込めて舌打ち。

 


「だから…それは…覗き見じゃなくて張り込みだ!」

 


 バツが悪そうに答える青木くん。苦しい言い訳に「口が減らないねぇ~」と呆れ気味の冠城だったが、右京さんは青木くんを擁護する。不動産会社から聞いた話では、借主は即決即金で妙に急いでいた、と何やら曰くありげだから、君の言い分も分からない事もないと。

 


「フフッほら見ろ!土下座して謝れ冠城亘」

 


 即、調子に乗る青木くん。かなり嬉しそう。「まあまあまあ、そうムキになるなってね」と宥める冠城。

 


「バカにしてごめんなさい、だろ?」

 


 まだ強気な青木くんにイラッときた冠城、青木くんの顔面を撫でる。「ちょっと…!」と嫌がる青木くん、更に絡む冠城、腕で顔をガードする青木くん、と急にワチャワチャしだす同期組。分かったから!仲良しなのは分かったから!ストーリーに集中させてマジで!!

 そこで右京さんが、監視相手に動きがあった事を伝える。「おや、お出かけのようですねぇ」

ここで流れる衝撃のオープニング映像。

まだ4分しかたってなかったの!?!?

 こ、濃すぎる!!そりゃ初見で内容入ってこねぇわ!!…しかし、青木くんのファンサはまだ終わってはいなかった。

 


③本屋

 

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可愛いアウターまで見せてくれました!!!(引用元https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0017/)

 フード付きのコート…とても似合っている…そして青木くんオフの時は前髪全部おろしてるんだね…ほぼ少年では…?"可愛い"がカンストした…。ありがとう公式これでオフシーズン乗り切れます。

 という事で次に進む。

 


 監視していた2人組が、雑誌の内容を読み比べ何かをチェックしているシーン。その2人がレジへと移動したのを見計らって、全く同じタイミングで振り向く冠城と青木くん。あれ?相棒って君たちの事だっけ?そこで2人組が読んでいた雑誌を、すかさず手に取る青木くん。後に続く冠城と右京さん。「随分、入念にチェックしてましたね」という冠城を見て、ほら~お前も気になってきてるじゃん!と思ったのか少しニヤつく青木くん。やっぱり可愛い。その後は真剣な表情で雑誌と睨めっこ。なんてこった、青木くんが警察官っぽいぞ。そしてレジを済ませて出ていく2人組を、追いかけようとする冠城と青木くん。しかし杉下右京は動かない。慌てたように「右京さん!」と声をかける冠城に対し、

 


「行きますよ」

 


 と半ば呆れたように、冷静に言う青木くんが対照的で良い。すると突如始まる右京さんの眼鏡トーク。2人組の片方が掛けていた眼鏡は、名工と名高い松田正一郎の手掛けたモデルで、なかなかお目にかかれない逸品だと。

 


「それで?」

 


 めちゃくちゃバカにしたように聞く青木くん。珍しい眼鏡に興奮しただけかよ、と顔に書いてある。面白いのが、冠城も似たようなリアクションなところ。も~右京さん…と少し呆れ気味。そこで右京さんが一言。「あの2人の正体が分かりました」

 


「はい?」

 


 冠城と青木くん、またしても同時。そんな2人を置いて雑誌コーナーに戻る右京さん。顔を見合わせる冠城と青木くん。

 

冠城と青木くんが相棒になって小さい事件を解決する10分前後のスピンオフ配信はまだですかテラサさん。

 

 息ピッタリだよ君たち!!あ、土師くんと青木くんのスピンオフも全力待機中です。何とぞ。

 


④特命係の部屋

 


「おはようございます」

 


 右京さんにだけ笑顔で深々と一礼する青木くん。冠城が「おはよう」と返した瞬間、その笑顔を引っ込める。

 


「"おはよう"じゃない。例の部屋、僕を外しておいてまだ進展ないのか?使えないな冠城亘」

 


 さっそく噛み付いてくる青木くん。冠城が「あら朝から生意気に」と呟き、あ~ヤダヤダ!と肩をすくめる仕草。楽しそうである。ほんと仲良いね君ら。

 


「杉下さん。なんなら今後、この僕が杉下さんの相棒になって差し上げてもいいですよ」

 


 貼り付けた笑顔で言う青木くん。まぁ挨拶の時からだけど。青木くんが本当に笑うのは、主に盗撮か覗きか他人の不幸を見た時くらいだからね。

 


「僕の方がはるかに優秀でしょ」

 


 とにかくマウントを取りたい青木くん。そんな事しなくたって君の凄さは皆知ってるのに…マジで今期、青木くんの助けがなかったら事件解決できてない案件めちゃくちゃ多いよ。そこで右京さん、ニッコニコで頼み事。「では…優秀な君なら、これも調べられますよね」

 


「もちろんですよ。何が知りたいんです?」

 


 今回は自分が持ってきた事件なので何とか捜査に加わりたい青木くん、ニヤニヤと嬉しそう。そこで特命係に電話がかかる。ニヤケ顔から真顔に戻す青木くん。真面目に仕事モードに切り替えたと思いきや、応対する冠城を見てやっぱりニヤリと笑って一旦終了。

 


⑤警視庁の廊下

 


 特命2人が向こうから歩いて来たところ、曲がり角でぶつかりそうになる青木くん。冠城と青木くん、またしてもお互いにビクッと肩を上げて驚くシンクロ・リアクション。可愛いなあもう。いやよく見りゃ右京さんもちょっとビックリしてんな!?何これ全員可愛いんだけど!!そして「頼んでおいた件、分かりましたか」と聞く右京さん。

 


「当然です、優秀ですから。逆に杉下さんにしては、珍しくミスりましたね」

 


「おやおや」と涼しい顔の右京さん、「生意気な」とムッとする冠城。自分には生意気言われても平気だけど、右京さんが言われるのは嫌なんだな…。まぁ冠城にちょっと睨まれたくらいじゃ青木くんノーダメージだけど。

 


「田崎明良のパソコンメールに会社の身売りに関するものは1つも、ありませんでした」

 


 ニッコリ微笑む青木くん。これはマジの笑顔だね。その後、真顔に戻すものの「そうですか…僕の、凡ミスでしたか」の発言に再びニヤッと笑う青木くん。よっぽど右京さんのミスが嬉しかったんだね。隠しきれない、いや隠す気もない心からの笑顔。やっぱり可愛いね!

 


⑥特命係の部屋

 


 事件が解決し、右京さん、冠城、青木くん、角田課長のメンバーが平和そうに話しているシーン。冠城が「右京さんのおかげですね」と微笑むと、青木くんが割って入る。

 


「僕のおかげだろ?そもそも事件を特命に持ってきたのは、この僕な…」

 


 しかし言い終わる前に、右京さんが「あ。それから…」と青木くんの言葉を遮る。その時点までは青木くんの話を聞いてあげていた冠城も、右京さんの方に顔を向ける。

 


「聞いて」

 


青木くん、思わず子供みたいなアピール。「無視かよ」とか舌打ちでもなく、まさかの「聞いて」……素直か??何?ここに来て君まだ可愛くなんの??そして右京さんがオーダーメイドした眼鏡を披露する。

 


「聞いて」

 


 2回も!?ねえーー!ちょっと!聞いてあげて!!それもボソッと控えめに頼んでっから!!そして「こうして腕のいい職人さんも育っていますし、これからの田崎眼鏡が楽しみですね」と締めに入る右京さん。無理やり笑顔を作る青木くん。

 


「良かった良かった。で、話戻りますけど…」

 


 しかし今度は角田課長に「結論としちゃあ、向かいの部屋で事件なんか起きてなかったって事だな」と遮られる青木くん。更に「二度と覗き見すんなよ!」と冠城に注意までされてしまう。

 


「…でも、僕のおかげで一つの家族が救われたのは事実でしょう!」

 


 とにかく自分のおかげだと認めさせたい青木くん。何とか自分の功績に繋げようと考えながら話している為か、ちょっと口調がゆっくりになっているのが愛おしい。ああ言えばこう言う…と酸っぱい顔をしている角田課長。しかし今まで無視をしていた右京さん、ついに「青木くん。君には本当に感謝しています」と飴をあげる。途端に大人しくなる青木くん。相変わらずチョロいね君は。最後まで可愛いポイントを加算し続け青木くんの出番は終了。

 


 という事で、今回は青木くんで始まり青木くんで終わる神回でした。この記事だけで可愛いって何回言った??まだ言い足りないけどね!

 

相棒19-16話を見返した

 

 前回の記事(s19-15話)で「次回予告を見る限り、次も積極的に捜査に参加する模様」と書いたが……スマンありゃウソだった。でもまあ今回の青木くんもド可愛かったから良しとするって事でさ……許してくれ。という事で書き起こしていきます。

 

 

①誘拐犯のアパート前でのシーン

 


「杉下さん。何ですか、わざわざ僕をこんな場末に呼び出すなんて」

 


 いちいち悪口を混ぜる男、青木くん。右京さんから、調べ物の為にこの場を離れないといけないので、あのアパートに人の出入りがあったら知らせて欲しいと頼まれる。

 


「それで?」

 


 先を促すも、「それだけです」とキッパリ返され一瞬フリーズする青木くん。直後、ハッと鼻で笑う。

 


「まさか。サイバーポリスのこの僕に、張り込みをしろと?」

 


 そうだそうだ!上には黙っててやるからってこてまりのお留守番を頼む時とは訳が違うぞ!(s19-14)まぁ呼び出されてホイホイそんな場末まで来ちゃう青木くんも青木くんだけど。冒頭で右京さんと冠城、電車乗り継いで来たって言ってなかった…?きっと優秀すぎてすぐ仕事片付けちゃうから暇なんだね。

 すると右京さん、「君の優秀な頭脳なくして、特命係は成り立ちません」と青木くんにとってのキラーフレーズを放つ。そんな調子のいい事言って…と少し呆れたような顔をするが、そこで畳み掛けるように「大福、どうぞ」と紙袋を渡され思わず両手でしっかり受け取る青木くん。すでに可愛い。

 しかし「ああそれから」と更に続ける右京さん。「この中に100グラム3000円もする神戸牛のローストビーフが…日頃の感謝の印です。滅多に口に出来る代物ではありませんよ」と小袋を渡す。説明を聞いている段階では何故そんなものを…と訝しんでいたが、いざ受け取った時は嬉しそうにニヤついている青木くん。めちゃくちゃに可愛い。そして「よろしく」と言い残し去っていく右京さんで我に返ったのか、軽く舌打ちをする青木くん。

 


「何なんだよ…」

 


 そしてお高いお肉と大福を見比べ、大福の紙袋の中身をチラッと覗き見る青木くん。はいMAX可愛いですね。肉の説明は受けたけど大福は何も言われなかったからこれもひょっとして有名店の…?とかって気になっちゃったのかな~!?でも残念!それ和菓子職人も右京さんも美味しくないって言ってたやつなんだわ!今度絶対フューラのケーキ奢ってやれよ右京さん!!

 


②張り込みのシーン


 ローストビーフを1枚、お箸で目の前に掲げニヤリと笑う青木くん。

 


「優秀な頭脳…全然必要ないんですけど」

 


 が、すぐ仏頂面に。そのままヤケ気味に頬張る青木くん。

 


「放置プレイかよ、杉下右京め!」

 


 実際はお口いっぱいにお肉が入っている状態なのでほうちぷれーかよぉすぎしたうきょうめぇ!と大変に愛らしい発音となっていたため危うくストーリーへの集中力が切れるところだった。恐ろしく可愛いんだもの…罪な子!

 


③張り込みのシーン

 


 脇の下に手を挟むようにして腕組みしている青木くん。どうやら手が冷えた模様。この寒空の下で何時間放置プレイしたんだ右京さん!小動物には優しくして下さい。そこで「こんな所で何やってんの」と冠城が後ろから声をかける。

 


「杉下さんにどうしてもと頼まれたんだよ冠城亘」

 


 一瞬、冠城を睨むもすぐに視線をアパートへと戻す青木くん。律儀。そういうとこ真面目だよね。そして人の出入りがあったか否かを聞く右京さん。

 


「全くありません。ゼロです!」

 


 苛立ちをそのままに答える青木くんに対し、「そうですか。もう、帰って貰って構いませんよ」と微笑む右京さん。再び一瞬フリーズする青木くん。更に冠城に「じゃ!」と茶目っ気たっぷりにピースサインをされ、口をあんぐりさせる。

 


「それだけかよ…!」

 


 そして地面に置いていた紙袋やビニール袋を、きちんと拾って持ち帰る青木くんで終了。初めての張り込み頑張ったね!ゆっくりお風呂入って休んでね!

 

 

 もう本当に公式には感謝しかない。毎回こうやって、何かしらの形で登場させてくれている…!今期は今のところ皆勤賞だ。たまに闇成分も摂取させてくれる(9話、14話)のも有難い!次回こそ"青木年男"として活躍してくれそうで、非常に楽しみだ。

 

相棒19-15話を見返した

 

 今回の青木くんはワンシーンのみ。しかしかなり珍しいパターン。場所もそうだが登場の仕方も含めて。

 


 場所は公園の広場。場面はなんと犯人を追い詰めるシーンである。冠城が「うちの優秀なサイバーポリスマンが、君がこの料理をここに届けるように仕向けた」と言い犯人を困惑させた瞬間、木の後ろから登場。

 


「この程度のこと、この僕にかかれば朝飯前。君が今どこにいるのかは一目瞭然だ」

 


 最初から3人で待ち伏せしとけばいいのに、わざわざ冠城のセリフを合図に出てくる青木くん完全にお助けマスコットキャラ。主人公の横ふわふわ飛んでるやつ。て言うか絶対打ち合わせしてるよねこの流れ。サイバーポリスマンって言ったら出てきて説明してくれとか何とか。きっとワクワクしながら隠れて待ってたんだろうな…可愛すぎかよ青木くんンンンン!!そして犯人にタブレットを見せながら解説スタート。

 


「このマークは…君だ、池澤麻尋。もし今、すぐ近くにあるラーメン屋に注文が入れば配達リクエストは間違いなく、君に届く。今この付近には君しか配達員はいないからな」


「このシステムを利用すれば…そのオーダーを、君がここに届けに来るよう仕向けることも可能と言うことだ」

 


 池澤の顔を真顔でじっと見たり、ニヤついたり、微笑んだりと己の優位さを存分に楽しみながら、池澤をじわじわと追い詰めていく青木くん。頭上に音符マークが見えそうである。何の為にこんな事を、と言われ、あなたのアリバイを目の前で崩す為だと答える右京さんと冠城。そのセリフの後、池澤にニッコリと微笑みかける青木くん。さぁ、公開処刑はこれからだぜ。何の話ですか、と苦笑する池澤をじろりと睨め上げ、ゆっくりと近付く青木くん。

 


「とぼけても無駄だ。君が事件当夜、配達したと言う世田谷の注文主の携帯を調べたら、犯人が使用した飛ばし携帯と一致した」

 


 更に一歩、距離を詰める。

 


「おかしいだろ。その時間、犯人は新宿二丁目にいたはずなんだから」

 


チェック・メイト!!

うわーーー!!!青木くん!!

カッコ!!良!!!


 最初は緊迫するであろうシーンで癒し担当の青木くんを投入するなんて…と心配していたが何の問題もなかった。むしろめちゃくちゃ良い。青木くんは他人の失敗や転がり落ちる様が大好物なので、正義の心が皆無でも嬉々として犯人を追い詰めるのだ。迷探偵爆誕の瞬間である。更に詳しく暴いていく冠城と右京さん。押し黙る池澤。残念ながらもう、彼に退路はない。その様子を楽しそうにニヤニヤと見守る青木くん。ほんとイキイキしてんな。最高。

 そろそろQ.E.Dという場面で右京さんが「そのデリバリーバッグに」と手で示した時、思わず目で追う青木くん。そしてその中身の品に気付き、完全に興味が移ったご様子。

 


「じゃ、これは僕が」

 


 ひょいっと袋を取り出した青木くん。アリバイ崩しを披露する為に頼んだ昼食である。


お腹空いてたのかな~!?

可愛いなあもう!!


 そのまま去るかと思いきや、ゆっくりと振り返る青木くん。

 


「1つ、言い忘れていた。君が、3ヶ月前の11月10日13時24分…速水貿易の社長室に料理を届けているのは確認済み、だからねぇ。フフッ」

 


 飛びっきりの笑顔でトドメを刺した青木くん。そのまま足取り軽やかに退場し、青木くんの出番はここで終了。その後ろ姿さえ可愛いって反則では。青木くんお疲れ様!お腹いっぱい食べてね!

 


 次回予告を見る限り、次も積極的に捜査に参加する模様。青木くん他人を追い込む快楽にハマっちゃったかな?調子に乗ると痛い目見ちゃうから気をつけてね。

 

相棒19-14話を見返した

 

 私は今とても興奮しています。という事で早速、書き起こしていく。

 


①こてまりのシーン


 小手鞠がお客の忘れ物を届ける為に店を出たところを、何故か外でスマホを見ながら突っ立っていた青木くんが目撃する、というシーンから始まる。そんな暗がりの何もないところで…まるで隠れるようにして……そう。特命係を監視していたのである。

 わーー!!お帰り青木くん!!

 良かった…!ちゃんとまだ恨んでたんだね…!復讐のチャンスを窺ってたんだね!めちゃくちゃ安心しました!!もうほんと…素直になれないだけで特命の犬になってしまったのかと…ツンデレワンコかと……まぁそれはそれで可愛いため今期は複雑な思いをずっと抱いていたのだ。良かった良かった。

 


「あ…」

「あの時の…」

 


 ここでs19-11の小手鞠と右京さんがネクタイを選んでいた回想シーンが挟まれる。

 いや青木くん凄くない?名探偵かな?

 髪型も服装もガラッと違うのに、よく顔だけで同一人物だと見抜いたな…それも一度しか見ていない相手を。カッコ良…そして小走りで通り過ぎていく小手鞠にサッと背を向け、スマホをいじるフリをして無関係を装う青木くん。とっさの小芝居が可愛い~!まぁ第三者から見ればどっちみち不審者だけど。そして小手鞠が去ったのを流し目で確認してニヤつく青木くん。

 


「やっぱり訳ありなんじゃないの~?」

 


 ウッキウキの笑顔で楽しそうに独り言を言う青木くんが、小手鞠の後を追ってフレームアウトしたところで一旦終了。

 


②小手鞠が中迫とタクシーに乗るシーン


 小手鞠が中迫に手を掴まれ、そのまま半強制的にタクシーに乗り込む。その姿を一部始終スマホで連写する青木くん。それも走り去るタクシーの動きに合わせながらと言う徹底ぶり。撮り終わった後、満足気にニヤリと笑む。

 


「ククッ…杉下右京、フラれたな」

 


 赤や緑に変わるネオンの光が、青木くんの笑顔をパーフェクトな悪役として照らしていた。めちゃくちゃにカッケェ。青木くんは間違いなくダークサイドだ!ありがとう公式!信じてたぞ公式~~!と脳内で応援うちわを振り回したところで一旦終了。

 


③特命係でのシーン

 


「おはようございます」

 


 深々と一礼する青木くん。すでに顔がニヤついている。明らかに上機嫌な青木くんを不審に思ったのか、冠城は「何か用か」と素っ気なく返す。

 


「冷たいなぁ。何かと言えば僕を頼って呼び出す癖に。ねぇ杉下さん」

 


 青木くんも今回は冠城に用はない。ターゲットである右京さんに、わざわざ「ねぇ」と話し掛け反応を見る。背を向けたまま、「ええ」と少し間を置いて返事をする右京さん。

 


「おや?…おやおやおや。今朝は元気がありませんねぇ。何か、あったんですか。ショックな事とか」

 


 ショックな事、を強調して言う青木くんにようやく振り向いた右京さん。その反応に気を良くした青木くん、一瞬ニヤリと微笑んで続ける。

 


「た~と~え~ば。待ち人が帰って来なかった、とか。ププッ!」

 


 口元を手で軽く抑え、お手本のような嘲笑ポーズを取って煽る青木くん。楽しそうで可愛い。だが分かりやすく調子に乗っていられるのもここまでであった。すぐに動き出した特命係。右側から冠城、左側から右京さんで青木くんを挟み込む。まずは冠城が青木くんの肩に手を置き、「何の話だ」と迫る。

 


「え?」

 


 すっとぼける青木くん。まだ余裕。「君、何か知っているのですか?」と右京さん。両方からの圧に段々弱気になる青木くん。

 


「…いや、その~…」

 


 トドメに冠城が、青木くんの耳元にフーッと息を吹き掛ける。かなり不快そうに顔を歪める青木くん。相当嫌だったのか、次の瞬間タブレットで小手鞠の写真を表示していた。青木くんの負け。残念!

 次々と映し出される小手鞠の写真を見ながら、「俺たちの身辺探ってどうしようっての」と睨む冠城。

 


「どうって?別に」

 


 しれっと返す青木くん。さすがである。それに対し「っかぁ~!お前懲りねぇなぁ」と呆れたように言う冠城。

 


「何の事でしょう」

 


 一切、悪びれずに返す青木くん。最高である。諦めて冠城亘!この子に罪悪感ないから!特命係が関わった事件の資料や違法捜査についてのファイルを衣笠副総監に渡したり(s15-11)(s16-12)、日下部事務次官に特命係の動きや情報をリークしたり(s16-1)(s16-8)、冠城のパソコンにバックドアを仕掛け社課長のパソコンをハッキングし冠城に罪を被せたり(s15-18)しても、悪い事してる自覚ないから!……他に特命係を陥れる為に何やらかしたっけ?また過去シーズン見返してくるか…。

 おっと青木くんから久々に闇成分を摂取できて盛り上がりすぎました。脱線はここまで。

 

 右京さんと冠城はいつの間にか青木くんからタブレットを取り上げ、青木くんそっちのけで写真を見ながら推理を始める。2人の後ろで貧乏ゆすりをしながら待つ青木くん。まだかな~。俺のタブレット返してくんねぇかな~と心の声が聞こえてきそうで可愛い。そこで冠城が気付く。「これ、無理やり引きずり込まれてるような…」思わず青木くん、何?そんな話なの?と冠城に視線を向ける。直後、右京さんに「青木くん」と声をかけられ、えっ俺?と少し驚く目の動きが可愛い。更に「2人はどんな話をしていました?」と聞かれ、フンとそっぽを向く青木くん。

 


「分かりませんよ。離れた所から撮ったんですから」

 


 すかさず冠城が「"離れた所からこっそり隠し撮りした"だろ」と言い返す。

 


「むぅ~!」

 


????

何それ??えっ威嚇???

可愛すぎるんだが???


 いやほんとに何!?分かるよ。何も言い返せなかったわけでしょ。でも言われっぱなしはムカつくし何かしら返そうとしたんでしょ。だったら舌打ちが妥当じゃないかな。とっさに「むぅ~!」しか出なかった青木くん愛しすぎて胸が苦しい。1回CM挟んでくれ。

 願い虚しく話は進む。変わった柄の紙袋に注目した2人。「あまり見ないデザインですねぇ、どこの物でしょう」「見覚えありますね。確か流行りのスイーツの店…」そこで割って入る青木くん。

 


「フューラだ。日本に初出店したスウェーデン菓子の店。確実に、購入する為には予約が必須」

 


 す、すげえ!!あの杉下右京が知らなくて冠城も覚えてなかった情報をスラスラと!!なんて頼りになるんだ青木くん。そして青木くんの誰よりも詳しいジャンルがお菓子という恐ろしく可愛いプロフィールが更新されました。い、1回CMを……いや、おそらく衣笠副総監が甘党なので、すでにリサーチ済みだったのだろう。もしくは振る舞われた際に、相手が望むであろう驚きと嬉しさの正しいリアクションを返せるように予習していたか。あるいは青木くんが甘党だったか……なんてこった。どの可能性も全部可愛いぞ。

 興奮したまま話は進む。「お前よく知ってるなぁ」と感心する冠城。

 


「僕の知識と記憶力を甘く見るなよ冠城亘」

 


 冠城を見上げながら…いつもの事だが今日はこと更に可愛いな…満足気にドヤる青木くん。やっぱり可愛かった。えらいねェ~~~。そして動き出す特命係。冠城がそのままタブレットを持っていこうとして、青木くんが指を差す。

 


「あ、僕のタブレット

 


 指さした手をくるりと上に向けて開き、返せのジェスチャーを作る青木くん。素直に応じる冠城だったが、手渡す時に「写真、俺のスマホに」と付け足す。はあ?と顔で言う青木くん。更に右京さんから「1つ、お願いがあります」と横から言われ、しかめっ面のまま言葉に詰まる青木くん。そうだね断れないやつだね。ここで一旦終了。

 


④こてまりのシーン

 


「くぅ~!」

 


 こてまりの座敷席に、ゆっくりと仰向けに倒れる青木くん。めちゃくちゃ悔しそう。ここで回想シーンが挟まれる。

 


「僕に、店番をしろと」

 


 右京さんに、もし女将さんが戻ったり何か連絡があれば知らせてほしい、ほんの小一時間だからと頼まれる青木くん。

 


「何で僕が?」

 


 いや青木くんじゃなくてもさすがに文句言うわ。つーか警察ってそんな自由な感じなの…??しかし更に、一緒に写っていた男の情報も欲しいと頼まれる青木くん。

 


「あのですねぇ…」

 


 おそらく真っ当な意見を述べようとしたところ、「お前のした事、警察官のモラルとしては問題だ。上には黙ってやるから」と冠城に先手を打たれてしまう。冠城にとっての上は、衣笠副総監と対立関係にある長官官房付の甲斐さんだ。それに彼は小手鞠のファンである。知られると色々と面倒な事になりかねない…と言う事で弱みを握る為に身辺を探ったつもりが、逆に弱みを握られる結果になる青木くん。うう、と睨みつけながら唸るしかない青木くんが何とも愛しい。

 


「何で俺が店番なんか…!」

 


 怒りながら起き上がり、カウンター席に移動しパソコンを開く。さすが青木くん、一切の反省の色なし。むしろ被害者だと思っているに違いない。

 


「…あれ。これ何のバッチだ?」

 


 写真の男の胸元で光るバッチを見つけ、拡大する青木くん。即座に解析し、右京さんに電話をかける。ほんと出来る子だな。

 


「スーツの襟に、日輪に桜のバッチが。普段着けてる税理士めったに見ませんがねぇ。この男、バッチの権威に頼るタイプじゃないですか?自信のなさの裏返しで…それと、店に連絡はありません以上」

 


 早々に切ろうとする青木くん。しかし右京さんにもう1つ頼みたい事が、と言われめちゃくちゃ面倒くさそうにスマホを耳に戻す。男の苗字が中迫と判明したので、中迫という税理士が顧問契約している会社を調べてほしいとやっぱり面倒な事を頼む右京さん。

 


「はあ?」

 


ほぼ半ギレで返す青木くん。でも結局、調べてくれるんだよなあ。それも早急に。そりゃ特命係も頼っちゃうよね!

 


 今回の出番はここまで。いや~~今期で一番興奮しました。やっぱり青木くんはこうでないと…!ああ、それと特命係。ちゃんといい子で店番した上に調べ物もやってくれたんだから、青木くんにフューラのケーキを贈呈するように。予約が必須だぞ!

 

相棒19-13話を見返した

 

(フォロワーさんが「今回のお話も実は右京さんの夢の中なのかもしれませんね」と言ってて100回いいね押しました)

 


 今回もワンシーンのみ。事件現場である舞台上で、特命2人と捜一3人に加え容疑者たちが集い、右京さんが推理を披露しているシーン。まったく理解を超えていたのだが……あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!


 突如、鳴り響く出囃子。上記の人物たちが何事かと辺りを見回す。近付く音源。どうやらラジカセから流れているようだ。そのまま舞台に上がり、ポスッと落ちる座布団。その上にいそいそと座ったのは、立派な着物姿の青木くん。


 な…何を言っているのかわからねーと思うが私も何を見せられたのかわからなかった…先週の予告で見た時は「どんな状況だよwどうせ夢オチか誰かの想像オチでしょ?」と思っていたのだが、まさか本編を見ても謎のままとは。何の説明もなく、他の人物たちにイジられる事もなく、いつものように調べた情報を話し出す青木くん。ラジカセの他にプロジェクターを持参していたようで、パッと映像が映し出される。

 


「その妄想に基づいて調べたところ、2名の人物が浮上。12月12日の付近の防犯カメラを解析したところ、この2名が椿家團路の家を訪問している事が判明しました」

 


 セリフだけだと普段通りなのにこれ着物姿で言ってんだよなあ。すると冠城が言う。「男の方は弁護士なんだろ?」機嫌よく話していた青木くんが、冠城をジロリと睨む。

 


「お前が言うな冠城亘」

 


 いや着物姿のこと突っ込んでくれや冠城亘。何故スルー出来るんだ君たち!?あれかな?衣装に合わせて髪型までちょっと変えて色合いといい柄といい、最強カッコ可愛くめちゃくちゃ似合ってるから自然すぎて青木くんは着物キャラだったと思い込んでるのかな?

 


「男は弁護士の井村修。公に仕事してる立場だから簡単に特定できました」

 


ニヤニヤと満足気な青木くん。すかさず冠城が聞く。「女は?」再び睨みつける青木くん。

 


「俺のターンだ!黙ってろ冠城亘」

 


 久々の「俺」入りました。可愛い。ほんと冠城には当たり強いよね君。

 


「女の方はまだ分かりません。が、こんな短時間でこの仕事ぶり…自分を褒めてやりたい」

 


 御後が宜しいようで。そう続くのではと思うほどオチっぽくゆっくり話し、お辞儀までする青木くん。ブラボー!!ありがとう公式!!最後まで理解不能だったけどとにかく最高に似合ってた青木くんの落語家コス姿を見れたので何もかも良し!!!

 


 出番はここまで。驚く事に青木くん、この後しれっといなくなっているのだ。やっぱりフェアリーなのかな?

 ちなみに青木くんが着ていたお着物はこちら。最高でした。

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藤木屋さんのブログより