ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒20-3話の青木くん

 

 青木くん、初っ端から可愛さ大暴走。おかげでしっかり集中力が切れました。無理だよ…ズルいよ…では冒頭のシーンから。

 


①加西周明の館


 前回、衝撃の忍者姿から何のツッコミもないまま進んでいくかと思いきや。冠城が「おい青木。どうでもいいけど俺たちの格好マヌケすぎねぇか?」と言及。良かった。あと「おい青木」って呼ばれてサッと冠城の方を振り向く青木くんめちゃくちゃに可愛い。普段なら絶対無視するか目線だけチラッと向けるくらいでしょ君。VRだと目線までは再現してくれないのかな。

 


「ごちゃごちゃ言うな。俺は忍法だって使えるぞ…それっ!」

 


 突如、小走りになって「それっ!」で軽くジャンプしながら一回転する青木くん。するとスーツ姿の右京さんに早変わり。

 忍者服着てはしゃぐ男児だね。

 せめて格好が気に入らないって?なら…こいつはどうだ?くらいじゃねえかな…忍法て…わざわざ小走りとジャンプまで…(どうやら一回転は姿を変える上で必要な動きらしい)完全に忍者姿を楽しんでるじゃんも~~可愛いなあ~~!!すると「そういう悪ノリ、感心しませんねぇ」と右京さん。

 


「いや、まだだ。ここからが本番。僕はね、冠城くん…青木くんの優秀さに正直 脱帽! なんですよ」

 


 僕はね、から右京さんの声で話し出す青木くん。更に脱帽!の時に首を傾げ頭を指差し、わざとおどけたポーズを取り煽ってくる。姿は右京さんだけどその動きやってんの青木くんだと思うともう…もう…!

 


アバター同様にデータサンプルがあればこんな事くらいで、き、る。青木年男をナメるな」

 


 ついに右京さんにまでタメ口を。声も姿も右京さんになってるもんだから完全に調子に乗っている模様。しかし「降参です。元へ。どうにも落ち着きません」と折れる右京さん。

 


「勝った…!」

 


 青木くん、ガッツポーズで元の忍者姿へ。やり取りがもうおじいちゃんと孫。わあ負けた。やったー!勝ったー!くらいの温度差。めちゃくちゃ満足そうなの可愛すぎんだよな~~s19から青木くん子ども化計画でも始動してんのかな…。

 


「フッフッ…フハハ…クックックッ…」

 


 でも笑い方は完全に悪役の青木くん。愛しい。すると先を急ぎましょう、執事が待ちくたびれてますと呆れ気味に言う冠城。

 


「ほっときゃ一生ああだ。ノンプレイヤーキャラクターは切ないなあ」

 


 更に加西の死を遠回しにディスる青木くん。最高。嘲笑気味に言うところも好き…!久々に本来の青木くんの可愛さを摂取できたな!!もっと毒づいておくれ!そして、執事に案内された先で立ち止まる3人。鐘の音が鳴り響き、それを合図に天井が崩れ落ちていく。

「うおっ…!」

 ビクッと反射的に天井を見上げる青木くん。可愛い。天井が消え、壁が消え…ついに床が消えた。

「うあああ!?」

 思わずバランスを崩し、片膝を着く青木くん。ビビってる声も相まって非常にグッド。暗闇の中、執事が笑い声を上げながら悪魔のような風貌に変わっていく。

 


「ここはどこだ…?真っ暗だ…」

 


 怯えながら辺りを見回す青木くん。その弱気な声ったら…たまんねえ可愛さ。も~~だから無理って言ったじゃん!そりゃストーリーへの集中力も切れるわ!(リアタイしててヒーーカワイイ以外の語彙が死んだ)冒頭からずっと可愛いんだもの…もはや供給過多…ありがとう公式……。

 では落ち着いたので話を戻す。「僕としたことが、すっかり油断していました」と冷静な右京さんの言葉で我に返った青木くん、立ち上がってVR機器を外していく。その際、髪型をササッと軽く直してるのがまたキュート。

 


「くっだらない仕掛けしやがって…!リセットします?」

 


 さっきまであんなにビビってた癖にぃ。すると「そんな事より、音声まで自在に変えられるとは驚きでした」とネタばらしを求める右京さん。

 


「携帯電話の通話が本人の声そのものを送ってるんじゃなくて、サンプリングされたよく似た音声を合成して使ってるの、ご存知でしょう?それを応用してみました」

 


 さらっと凄い事言ってる。どうやら固定電話だとそのまま本人の声を届ける仕組みになっているそうだが、無線の携帯電話ではそうらしい。コーヒー飲みながらちょっと得意気に説明してくれた青木くん、凄くカッコ良かったです。

 


②カーテン付き特命係の部屋


 無言で入室し、きっちり閉まるように腕めっちゃ伸ばして上の方を持ってカーテンを閉める青木くん。めっちゃくちゃ可愛い~…!背伸びするほどじゃないけど腕は目いっぱい伸ばさないと届かないんだね。そして窓のカーテンも閉めて、隙間がないことを確認してからノートパソコンを顔の近くまで上げる青木くん。

 


「入った」

 


 冠城を見ながら言った後、右京さんへも視線を送る青木くん。準備が整ったのだ。今度こそ加西周明の館へ…。

 ここからしばらく鶴田翁助と特命係の直接対決が続くのだが、画面的に青木くんは映らず&話さず。右京さんに化けてるだけだからいるっちゃあいるんだけど。途中、鶴田と三門が何やら相談している事を察した冠城が、少し焦りを見せる。

 


「館をブチ壊す気だろ。やれるもんならやってみろ!」

 


 うわーー!!

 つよつよの青木くん!!!

 カッコ可愛い~~!!!

 さすが警察嫌い!鶴田みたいな権力者はムカつくんだね。なんか ばいきんまん みたいだな…普段はアンパンマンと戦ってるけど、強敵が現れたら一時的にタッグ組んで2人で倒すやつ。がんばえー!

 

③それぞれの正体


 加西周明がゆっくり半回転し、右京さんの姿へと変わる。驚く鶴田を尻目に、冠城の横に立っていた右京さんが青木くんへと姿を変える。青木くん、超絶ニヤニヤしてた。鶴田をビックリさせられて嬉しかったんだろうな~~!かーわいい!

 


「僕は善良な人間なのでとても加西周明なんて演じられるわけないから、こういうややこしい事になったわけで……あ~、お初にお目にかかります」

 


 鶴田翁助を前にしてヘラヘラしながら言う青木くん、マジでカッコイイな。しかも自己紹介までしかけてる。

 て言うかこのシーン、個人的にかなり衝撃を受けた。覗き見るだけだったはずの青木くんが、いつも間接的にしか協力しない青木くんが、敵に自らその顔を晒したのだ。本来の青木くんなら絶対にしない行為である。そう、よほどの勝算がない限り……と言う事で恐らく、青木くんはこの時点で鶴田の失脚を確信していたと思われる。

 そして、名乗る前に鶴田が「青木年男か」と言ってくる。

 


「ハハハッ結構 有名人…」

 


 調子良く喋ったものの、やっぱりマズかったかなぁ…とテンションだだ下がりの青木くん。体を小さくして気まずそうに目線を右往左往させ、最終的に自分の足元へ。よわよわの青木くんもめっちゃ可愛いよね。同時に摂取できるとはありがたや…。あと出頭して下さいと言う右京さんに対し、少し考えさせてくれと答えた鶴田にマジで…!?と一瞬顔を上げた青木くん、好き。

 


④館の破壊


 まぁ当然断るよね。鶴田と三門がログアウトした途端、周りの風景がどんどん消えていく。いち早く現状を把握した青木くん、VR機器を外していく。

 


「ウイルスでも仕込みやがったな!データが破壊されてる」

 


 そしてパソコンと向き合い、修復を試みる青木くん。

 


「大丈夫、ソフト丸ごとコピーしてあるからいくらでも館を復元できる。この世界バックアップが基本よ」

 


 余裕の表情でキーボードを打つ青木くんだったが、突然エラー音が。

 


「あれ…?」

 


 一気に曇る表情。冠城が「どうした?」と声をかける。

 


「フォルダごと消えてこ、こんなファイルが…」

 


 戸惑う青木くん。そこに映し出されたのは、"あまり舐めていると泣きを見るよ"の文字。それを見て「どうやら、ハッキングされたようですねぇ」と右京さん。その発言に何…だと…!?と戸惑いから悔しさへと表情を変える青木くん。鶴田の高笑いが響く中、パソコンの前で項垂れる青木くんで出番終了。その表情がさあ、妙にしおらしいのよ。畜生!この俺が!みたいな怒りでもなく、どうしようこんな筈じゃ…みたいな焦りでもなく。俺の方が下だった…みたいな。真剣に悔しそうで……そんな顔もするんだね…。

 

 

 ストーリー的にはちゃんと勝利したけど、青木くん的には敗北で終わっちゃったな。頑張れ青木くん!次があるよ!さっそく4話で出番なくてs20の皆勤賞逃したけど!(泣)