ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒19-17話を見返した

 

 青木クラスタお待ちかねの神回。凄かった…本当に凄かった…怒涛の供給に初見は全くストーリーが入ってこないレベル。後でテラサで見返してようやく把握したが、2回目ですら気が散る破壊力。もちろん青木クラスタのみに発動するデバフである。と言う事で、今回の記事はかなりの長文になります。

 

 

①青木くんの自宅


 なんと冒頭から青木くん登場。それも自宅の窓から双眼鏡で隣のマンションを覗き見している、と言うシーンから。電気もつけずに暗い自室で、外からの照明でニヤリと笑う青木くんが怪しげに照らされている。この不穏さ…初登場(s14-15)を彷彿とさせるではないか…!彼は何も変わっていない!態度こそ軟化したものの、根っこの闇はそのままだ!私の見たかった青木年男がそこにいる!開始早々、脳細胞がトップギアだぜ!!(すでに気が散り始めている)

 


②特命係の部屋


 冠城、右京さん、角田課長が暇そうに集まって青木くんの話を聞いているシーン。右京さんが「監禁?」と復唱する。

 


「そう、向かいの部屋で。この3日間じっくり観察したんで間違いありません」


「空き部屋に急に引っ越してきたかと思ったら、連れ込まれたきり姿を見せないのが1人いるし…昼間からカーテン閉めっぱなしだし。あれは絶対そうです」

 


 楽しそうに話す青木くんに対し、「また覗き見してんのか」と呆れたように言う冠城。スッと表情を消す青木くん。過去に覗き見をした事で殺人事件に巻き込まれ、痛い目を見ただろう(s14-15)と角田課長にまで注意されてしまう。その間、ずっと俯いている青木くん。どうやら根底にあるあの時の屈辱と恨みが、ふつふつと沸いてきた模様。それを静める為に、床を睨みながら貧乏ゆすりをしている…最高すぎる。頑張れ青木くん!あの時みたいに「クズ野郎が!」ってキレちゃダメだよ!

 更に「変わってないね、本当にお前は」と続ける冠城。

 


「僕は。いち警察官として、事件を未然に防ごうとしてるだけだ。ね~杉下さん」

 


 しかし怒りを何とか飲み込んだ青木くん、勢いよく顔を上げ食い気味に答える。そしてそのまま右京さんの元へ、猫撫で声で近づく青木くん。

 そう、青木くんのターゲットは常に右京さんなのだ。冠城も潰す気ではあると思うが、右京さんに比べ難易度は低いと見ているのだろう。猫被りをやめ、タメ口になったり当たりが強かったりするのは、警戒心が薄くなったからだと言える。単に仲良くなってしまっただけかも知れないが。

 しかし右京さん、興味本位で覗いていたとしたら犯罪ですよ、と素っ気なく返す。

 


「ああ…そうですか!分かりましたよ。じゃあ監禁だっていう決定的な証拠を持ってきてやる。見てろ!」

 


 捨て台詞を吐いて特命係の部屋を出ていく青木くん。小窓から去っていく青木くんの後ろ姿が見えるのだが、モブ男性職員とぶつかりそうになると言う小ネタつき。職員が持っていた書類を青木くんから避けるように上げているのが見える。青木くんはそんな彼を完全に無視してズンズン歩いていくのがポイント。おこなんだね。ぷりぷりしちゃってか~わいい!

 


②青木くんの自宅


 冒頭と全く同じショット。マンションの窓から双眼鏡を使っている男が遠目から映り、アップになって青木くんだと分かるシーン。めちゃくちゃ嬉しそうに笑っている。本当に覗きが好きなんだね。そんなお楽しみの最中に、来客を知らせるチャイムの音が。双眼鏡をそっと机の上に置き、鬱陶しそうに応対しにいく青木くん。

ウワーーー!!!

青木くんの!!私服姿が!!

青木くんの!!自宅の内部が!!

映!し!出!さ!れ!て!

…失礼。これからもっと騒ぎます。

 


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 まずは私服姿。

 グレーのスウェットに、ベージュのタイトなチノパン。青木くんベージュなんて選ぶんだ!?黒かグレー、もしくはジーンズかと…少なくともs15-18話で「我は探検家…」などと独り言を言いながら赤い照明の下、社課長のPCをハッキングしていた時に着ていたグレーのジップパーカーの私服姿からは想像できない爽やかなチョイスだ。スウェットのせいで野暮ったい印象を生み出しているが、アイテムとしては普通にオシャレである。それ部屋着なんだ…。意外にちゃんとしてるんだな…。そしてスリッパ派。それも大きめでしっかりした暖かそうなやつ。ここに来て可愛いポイント荒稼ぎ。総じて100点!

 次は自室。

 公式からの画像が上がっていない為イラストで説明する。

f:id:nikuzaki:20210308185430j:image


 青木くんそんなオシャレなラック選ぶんだ!?てっきりスチールラックかと…そして彼の自室とは思えないほど整理整頓されている。机の上もデスクライトとパソコン、ペン立てやスマホスタンドらしき物くらいしか置いておらず、キチンと片付けられている。とてもs15-18話で「あるいは探求者…」などと独り言を言いながら映し出されたテーブル上に、インスタント味噌汁や弁当の空の容器、新聞紙と思しき物が乱雑に積まれていた汚さからは想像できない綺麗さである。

 そして最も驚きだったのは、恐竜のフィギュアが3体も飾られていた事。そのうち1つはライトアップまでされている。完全にお気に入りである。ここに来て可愛いポイント荒稼ぎ。コルクボードに特命係の顔写真を貼り画鋲でメッタ刺しにして飾っていた男とは思えない可愛さである。総じて100点!!あれから4年だもんね…何度か引越しているようだし、わざわざ次の家に持ち込むとは考えにくい。むしろ今でも飾っていたら、もはや大事にしちゃってるレベル。他のゴミと一緒に突っ込んで捨てたに違いない。

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 …よし。語り尽くした。次へ進む。

 


 ドアスコープから来客を確認し、特命2人だと分かった青木くん。渋々ドアを開ける。

 


「何ですか?今更…」

 


 だるそうに聞く青木くん。そして開くや否や、素早く青木くんの横をすり抜け小走りで上がり込む冠城。

 


あっちょっと…!ちょっと!冠城…!冠城さ…!」

 


 青木くん大慌て。眉毛を八の字にさせ、思わずフルネーム呼びでなく冠城さんと言ってしまうほど。まぁ4年間その呼び方だったしね。つい出ちゃったんだね。可愛いなあもう。そして何故か迷いなく真っ直ぐと青木くんの部屋へと突入する冠城。妙ですねぇ…。(cv:杉下右京)どうやら彼、青木くんのお家に何度かお邪魔している模様。やっぱり仲良いのかお前ら??宅飲みとかしてんの??

 そして冠城、机の上の双眼鏡を指差し「あ!やっぱりなぁ…休み取ったって言うから来てみれば…どうせこんな事だろうと」とお説教モード。青木くん、さっきまでの困り顔を引っ込めて舌打ち。

 


「だから…それは…覗き見じゃなくて張り込みだ!」

 


 バツが悪そうに答える青木くん。苦しい言い訳に「口が減らないねぇ~」と呆れ気味の冠城だったが、右京さんは青木くんを擁護する。不動産会社から聞いた話では、借主は即決即金で妙に急いでいた、と何やら曰くありげだから、君の言い分も分からない事もないと。

 


「フフッほら見ろ!土下座して謝れ冠城亘」

 


 即、調子に乗る青木くん。かなり嬉しそう。「まあまあまあ、そうムキになるなってね」と宥める冠城。

 


「バカにしてごめんなさい、だろ?」

 


 まだ強気な青木くんにイラッときた冠城、青木くんの顔面を撫でる。「ちょっと…!」と嫌がる青木くん、更に絡む冠城、腕で顔をガードする青木くん、と急にワチャワチャしだす同期組。分かったから!仲良しなのは分かったから!ストーリーに集中させてマジで!!

 そこで右京さんが、監視相手に動きがあった事を伝える。「おや、お出かけのようですねぇ」

ここで流れる衝撃のオープニング映像。

まだ4分しかたってなかったの!?!?

 こ、濃すぎる!!そりゃ初見で内容入ってこねぇわ!!…しかし、青木くんのファンサはまだ終わってはいなかった。

 


③本屋

 

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可愛いアウターまで見せてくれました!!!(引用元https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0017/)

 フード付きのコート…とても似合っている…そして青木くんオフの時は前髪全部おろしてるんだね…ほぼ少年では…?"可愛い"がカンストした…。ありがとう公式これでオフシーズン乗り切れます。

 という事で次に進む。

 


 監視していた2人組が、雑誌の内容を読み比べ何かをチェックしているシーン。その2人がレジへと移動したのを見計らって、全く同じタイミングで振り向く冠城と青木くん。あれ?相棒って君たちの事だっけ?そこで2人組が読んでいた雑誌を、すかさず手に取る青木くん。後に続く冠城と右京さん。「随分、入念にチェックしてましたね」という冠城を見て、ほら~お前も気になってきてるじゃん!と思ったのか少しニヤつく青木くん。やっぱり可愛い。その後は真剣な表情で雑誌と睨めっこ。なんてこった、青木くんが警察官っぽいぞ。そしてレジを済ませて出ていく2人組を、追いかけようとする冠城と青木くん。しかし杉下右京は動かない。慌てたように「右京さん!」と声をかける冠城に対し、

 


「行きますよ」

 


 と半ば呆れたように、冷静に言う青木くんが対照的で良い。すると突如始まる右京さんの眼鏡トーク。2人組の片方が掛けていた眼鏡は、名工と名高い松田正一郎の手掛けたモデルで、なかなかお目にかかれない逸品だと。

 


「それで?」

 


 めちゃくちゃバカにしたように聞く青木くん。珍しい眼鏡に興奮しただけかよ、と顔に書いてある。面白いのが、冠城も似たようなリアクションなところ。も~右京さん…と少し呆れ気味。そこで右京さんが一言。「あの2人の正体が分かりました」

 


「はい?」

 


 冠城と青木くん、またしても同時。そんな2人を置いて雑誌コーナーに戻る右京さん。顔を見合わせる冠城と青木くん。

 

冠城と青木くんが相棒になって小さい事件を解決する10分前後のスピンオフ配信はまだですかテラサさん。

 

 息ピッタリだよ君たち!!あ、土師くんと青木くんのスピンオフも全力待機中です。何とぞ。

 


④特命係の部屋

 


「おはようございます」

 


 右京さんにだけ笑顔で深々と一礼する青木くん。冠城が「おはよう」と返した瞬間、その笑顔を引っ込める。

 


「"おはよう"じゃない。例の部屋、僕を外しておいてまだ進展ないのか?使えないな冠城亘」

 


 さっそく噛み付いてくる青木くん。冠城が「あら朝から生意気に」と呟き、あ~ヤダヤダ!と肩をすくめる仕草。楽しそうである。ほんと仲良いね君ら。

 


「杉下さん。なんなら今後、この僕が杉下さんの相棒になって差し上げてもいいですよ」

 


 貼り付けた笑顔で言う青木くん。まぁ挨拶の時からだけど。青木くんが本当に笑うのは、主に盗撮か覗きか他人の不幸を見た時くらいだからね。

 


「僕の方がはるかに優秀でしょ」

 


 とにかくマウントを取りたい青木くん。そんな事しなくたって君の凄さは皆知ってるのに…マジで今期、青木くんの助けがなかったら事件解決できてない案件めちゃくちゃ多いよ。そこで右京さん、ニッコニコで頼み事。「では…優秀な君なら、これも調べられますよね」

 


「もちろんですよ。何が知りたいんです?」

 


 今回は自分が持ってきた事件なので何とか捜査に加わりたい青木くん、ニヤニヤと嬉しそう。そこで特命係に電話がかかる。ニヤケ顔から真顔に戻す青木くん。真面目に仕事モードに切り替えたと思いきや、応対する冠城を見てやっぱりニヤリと笑って一旦終了。

 


⑤警視庁の廊下

 


 特命2人が向こうから歩いて来たところ、曲がり角でぶつかりそうになる青木くん。冠城と青木くん、またしてもお互いにビクッと肩を上げて驚くシンクロ・リアクション。可愛いなあもう。いやよく見りゃ右京さんもちょっとビックリしてんな!?何これ全員可愛いんだけど!!そして「頼んでおいた件、分かりましたか」と聞く右京さん。

 


「当然です、優秀ですから。逆に杉下さんにしては、珍しくミスりましたね」

 


「おやおや」と涼しい顔の右京さん、「生意気な」とムッとする冠城。自分には生意気言われても平気だけど、右京さんが言われるのは嫌なんだな…。まぁ冠城にちょっと睨まれたくらいじゃ青木くんノーダメージだけど。

 


「田崎明良のパソコンメールに会社の身売りに関するものは1つも、ありませんでした」

 


 ニッコリ微笑む青木くん。これはマジの笑顔だね。その後、真顔に戻すものの「そうですか…僕の、凡ミスでしたか」の発言に再びニヤッと笑う青木くん。よっぽど右京さんのミスが嬉しかったんだね。隠しきれない、いや隠す気もない心からの笑顔。やっぱり可愛いね!

 


⑥特命係の部屋

 


 事件が解決し、右京さん、冠城、青木くん、角田課長のメンバーが平和そうに話しているシーン。冠城が「右京さんのおかげですね」と微笑むと、青木くんが割って入る。

 


「僕のおかげだろ?そもそも事件を特命に持ってきたのは、この僕な…」

 


 しかし言い終わる前に、右京さんが「あ。それから…」と青木くんの言葉を遮る。その時点までは青木くんの話を聞いてあげていた冠城も、右京さんの方に顔を向ける。

 


「聞いて」

 


青木くん、思わず子供みたいなアピール。「無視かよ」とか舌打ちでもなく、まさかの「聞いて」……素直か??何?ここに来て君まだ可愛くなんの??そして右京さんがオーダーメイドした眼鏡を披露する。

 


「聞いて」

 


 2回も!?ねえーー!ちょっと!聞いてあげて!!それもボソッと控えめに頼んでっから!!そして「こうして腕のいい職人さんも育っていますし、これからの田崎眼鏡が楽しみですね」と締めに入る右京さん。無理やり笑顔を作る青木くん。

 


「良かった良かった。で、話戻りますけど…」

 


 しかし今度は角田課長に「結論としちゃあ、向かいの部屋で事件なんか起きてなかったって事だな」と遮られる青木くん。更に「二度と覗き見すんなよ!」と冠城に注意までされてしまう。

 


「…でも、僕のおかげで一つの家族が救われたのは事実でしょう!」

 


 とにかく自分のおかげだと認めさせたい青木くん。何とか自分の功績に繋げようと考えながら話している為か、ちょっと口調がゆっくりになっているのが愛おしい。ああ言えばこう言う…と酸っぱい顔をしている角田課長。しかし今まで無視をしていた右京さん、ついに「青木くん。君には本当に感謝しています」と飴をあげる。途端に大人しくなる青木くん。相変わらずチョロいね君は。最後まで可愛いポイントを加算し続け青木くんの出番は終了。

 


 という事で、今回は青木くんで始まり青木くんで終わる神回でした。この記事だけで可愛いって何回言った??まだ言い足りないけどね!