ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒19-9話を見返した

(右京さんが冠城に高速口パクでめっちゃキレるシーンが今回のハイライト)


 青木くん大!活!躍!さすがサイバーセキュリティ対策本部特別捜査官。それではセリフを中心に書き出していく。

 


①捜査会議室でのシーン

 


 慌ただしく出ていったり資料を見ている刑事たちがいる中で、堂々とパソコンでゲームをしている青木くん。音も消してないのでマジで隠す気ねぇなこの子。そこへ特命係が入ってきて冠城が、「皆必死に捜査してんのにゲームか」と言いながらノートパソコンを取り上げる。

 


「人聞きの悪い事を言うな冠城亘。これは脳を活性化させる為のウォーミングアップだ」

 


 パソコンを奪い返し、ゲームを続けようとする青木くん。しかし冠城が「わー!」と声を上げながらめちゃくちゃにキーボードを叩き、その強さに「わぁ!ちょっ…ああ~!」と驚いたり叫んだりしているうちに強制終了。中学生かな?

 そして右京さんが、事件の重要参考人について確認する。一時マスコミに持て囃されていた、カリスマイケメンシェフだと答える青木くん。

 


「かなり調子に乗ってたけどSNSの発言が、ボン!『お前らが料理を選ぶんじゃない。俺の料理が客を選ぶ』」

 


 ボン、の時にわざわざ手で爆発のジェスチャーを挟む青木くん。楽しそうで何より。最近は金に困ってた事や、被害者と何らかのトラブルを抱えていた事を説明する。

 


「大体、あんな迅速で詳細な通報があって緊急配備したのに捕まらないなんて。これは確実に初動ミスだね」

 


 さすが警察嫌い、ちゃんと文句も忘れない。そしてその通報者の録音を流し、特命係に聞かせる青木くん。「面白いですね。随分と慌てた口調なのに、まるで110番通報のお手本のようですよ」という右京さんに、軽くうんうんと頷く。青木くんも変だと思ってたんだろうね。思わず同意の動作が出た感じが凄く自然で可愛い。その後、被害者がやっていたSNSに不穏なコメントがあった事を知っているかと冠城に聞かれる。

 


「『お前を絶対に許さない』とっくに知ってる。これは海外サーバー経由で書き込まれたもので送信者の特定は不可能だった…」

 


と、悔しそうな青木くんでここのシーンは終了。海外サーバー経由なら仕方ないね。刑事ドラマあるある。

 


②捜査会議室のシーン

 


 スクリーンに映し出された2つのアカウントを前に、匿名だし具体的な個人名も書いてないし、普通こんなの誰が書いたか分かんないよねぇ?と右京さんが青木くんを煽るシーンから始まる。腕も足も組んで偉そうモード全開の青木くん。そう振られて一瞬、嫌味っぽくニッコリと微笑みすぐ仏頂面に戻る。

 


「言っておきますけど。実名の本アカと匿名の裏アカを使い分けていたとしても、それが同一人物だって必ず特定できるわけじゃありませんから。僕の裏アカは特定不可能ですし」

 


青木くん裏アカあんの!?!?


 どんな書き込みしてるんだろう…警察に入る前からずっとファンだったスガチー1888の新作動画の感想とかかな?(s15-17)

 そして冠城に「分かった分かった、やってみろっての」と偉そうモードの青木くんをイスごとゴロゴロと移動させ、パソコンの前に。冠城も自分の椅子と右京さんの椅子を用意し、お手並み拝見といった風に座り込む。その様子を見た青木くん、さっきまで全く乗り気じゃなかったのにスイッチオン。両手を擦り合わせ、やる気十分。ここからずっと青木くんのターン!

 


「この裏アカも確かに個人名や地名は書かれてないけど…」

「『仕事帰り、急に雨が降ってきた』…はい、頂き。この日この時間、急に雨が降ったのは…大体この辺りね」

「お次は…『最悪。事故があって電車が止まったせいで保育園に遅刻』こういうの書いちゃダメ。あらあら…画像まで付けてくれちゃって」

「おやぁ?この看板は何かな?…住んでるのはここら辺って事か」

 


 最初はネットリテラシーの低いアカウントに対し半笑いだった青木くん、正確な住所が割り出せた辺りで「フフフ…!」とかなり楽しそうに笑い始めた。そうそう!これだよ青木くんは!何せスガチー1888の本名と住所、高校時代の情報まで捜査と関係なく個人的にコレクションしてたような子だからね。

 そんな青木くんを目の当たりにした冠城が、「コイツが警察官で良かったと改めて思いますね」とちょっと引きながら言うと、右京さんも「同感です」と苦笑い。


いやアンタら潰す為に副総監のコネまで使って警察官になったんだろうが青木くんは。


 そこに正義はないぞ。…しかし青木くんの警察嫌いの理由は5年たったが未だに明かされていない。もしかしたら彼なりの正義があって、警察のやり方はそれに反しているから嫌いとか…?その辺の詳細、今期こそ頼むわ。

 


「はい!このアカウントは水野アヤカのものだと特定!」

 


 椅子をクルリと回し、こちらですとスクリーンを手で示す青木くん。全くドヤ感なし。

 


「ネットに詳しければ、こんなの朝飯前ですよ」

 


 マジで大したことないと思ってるんだね…カッコ良…。すると冠城が「さすが警視庁きってのサイバーポリス!じゃあ、浅井環那さんや溝口修也が匿名でSNSやってた事も分かるのかな…?」とおだてて調べさせようとする。いくら何でも魂胆が見え見え。確かに褒められて嬉しそうな顔を一瞬見せたが、さすがに青木くんも

「当たり前でしょ?」

あ、青木チョロ男~~!!そして右京さんが拍手して続ける。「素晴らしい。では、もう1つだけ。弁護士の矢坂先生についての書き込みをしている人物を、調べて貰えますか」かなり面倒くさそうな事をしれっと頼んでいる間、ずっとニマニマしている青木くん。ったくこれだから素人は…こんなもん簡単なのにな~ま、悪い気はしねぇけどぉとか思ってるに違いない。可愛い。可愛いよチョロ男。

「はあ?」

 しかしこの返答である。更に調子乗んなよと言いたげに睨みつける青木くん。も~やってくれる癖にぃ。

 


③特命係でのシーン

 


 直接登場はしないが、手書きのメモの文面と音声のみ登場。

 


「浅井環那の裏アカウントは存在せず。だが溝口の裏アカは発見。矢坂美月に関するコメントをしたアカウントは特定済

不要だと思いますけど確認したいならどうぞ」

 


 と、思いきやメモ越しにじんわり青木くんの顔が浮かび上がってくるエフェクト付き。言語センスが昭和っぽい青木くん、演出まで昭和っぽくしてくるとはさすがである。あと手書きの文字がスゲェ青木くんっぽくて大変にキュート。久々に書いたんだろうな~~普段絶対パソコンかスマホだもの!

 


④特命係でのシーン

 


 フッフッフと不敵に笑いながら入ってくる青木くん。冠城が見もせず「何だよ」と返す。

 


「そんな態度でいいのかなぁ。決定的証拠を見つけた警視庁きってのサイバーポリスマンに対して」

 


か、冠城の褒め言葉めちゃくちゃ気に入ってる!!うわー!可愛い!!

 サイバーポリスって響きカッコイイもんね!良かったね!

 そして再生される、溝口が店の入口にスプレー缶で落書きをしている動画。

 


「この店のオーナーがSNSで散々溝口をバカにしていたんだ。その腹いせに」

 


 この動画をどこで入手したか聞く右京さんに、得意気に返す青木くん。

 


「僕が解析していた浅井環那のスマホに。この映像が世に出たら溝口は終~了~です!そうはさせるかと溝口は浅井環那を殺害した。つまり口封じだったわけです」

 


 言い終わってニッコリ微笑む青木くん。うんうん、さすが俺。しかし即、右京さんに「そうでしょうか」と返され一瞬にして真顔に。始まったよ…と苦々しい顔で黙る青木くんがフレームアウトしたところで出番は終了。

 

 

 この後、犯人を誘い出す為に青木くんが作った偽アカウントで書き込んでいるシーンが回想として挟まれ、そこで一瞬登場する。その表情が真剣で可愛い…ああ、さすが警視庁きってのサイバーポリスマン……ちゃんとお前のおかげで犯人逮捕できたぞって報告しろよ!冠城亘!