ピエロには赤鼻を

140字では語れない事を残していきます。

相棒19-15話を見返した

 

 今回の青木くんはワンシーンのみ。しかしかなり珍しいパターン。場所もそうだが登場の仕方も含めて。

 


 場所は公園の広場。場面はなんと犯人を追い詰めるシーンである。冠城が「うちの優秀なサイバーポリスマンが、君がこの料理をここに届けるように仕向けた」と言い犯人を困惑させた瞬間、木の後ろから登場。

 


「この程度のこと、この僕にかかれば朝飯前。君が今どこにいるのかは一目瞭然だ」

 


 最初から3人で待ち伏せしとけばいいのに、わざわざ冠城のセリフを合図に出てくる青木くん完全にお助けマスコットキャラ。主人公の横ふわふわ飛んでるやつ。て言うか絶対打ち合わせしてるよねこの流れ。サイバーポリスマンって言ったら出てきて説明してくれとか何とか。きっとワクワクしながら隠れて待ってたんだろうな…可愛すぎかよ青木くんンンンン!!そして犯人にタブレットを見せながら解説スタート。

 


「このマークは…君だ、池澤麻尋。もし今、すぐ近くにあるラーメン屋に注文が入れば配達リクエストは間違いなく、君に届く。今この付近には君しか配達員はいないからな」


「このシステムを利用すれば…そのオーダーを、君がここに届けに来るよう仕向けることも可能と言うことだ」

 


 池澤の顔を真顔でじっと見たり、ニヤついたり、微笑んだりと己の優位さを存分に楽しみながら、池澤をじわじわと追い詰めていく青木くん。頭上に音符マークが見えそうである。何の為にこんな事を、と言われ、あなたのアリバイを目の前で崩す為だと答える右京さんと冠城。そのセリフの後、池澤にニッコリと微笑みかける青木くん。さぁ、公開処刑はこれからだぜ。何の話ですか、と苦笑する池澤をじろりと睨め上げ、ゆっくりと近付く青木くん。

 


「とぼけても無駄だ。君が事件当夜、配達したと言う世田谷の注文主の携帯を調べたら、犯人が使用した飛ばし携帯と一致した」

 


 更に一歩、距離を詰める。

 


「おかしいだろ。その時間、犯人は新宿二丁目にいたはずなんだから」

 


チェック・メイト!!

うわーーー!!!青木くん!!

カッコ!!良!!!


 最初は緊迫するであろうシーンで癒し担当の青木くんを投入するなんて…と心配していたが何の問題もなかった。むしろめちゃくちゃ良い。青木くんは他人の失敗や転がり落ちる様が大好物なので、正義の心が皆無でも嬉々として犯人を追い詰めるのだ。迷探偵爆誕の瞬間である。更に詳しく暴いていく冠城と右京さん。押し黙る池澤。残念ながらもう、彼に退路はない。その様子を楽しそうにニヤニヤと見守る青木くん。ほんとイキイキしてんな。最高。

 そろそろQ.E.Dという場面で右京さんが「そのデリバリーバッグに」と手で示した時、思わず目で追う青木くん。そしてその中身の品に気付き、完全に興味が移ったご様子。

 


「じゃ、これは僕が」

 


 ひょいっと袋を取り出した青木くん。アリバイ崩しを披露する為に頼んだ昼食である。


お腹空いてたのかな~!?

可愛いなあもう!!


 そのまま去るかと思いきや、ゆっくりと振り返る青木くん。

 


「1つ、言い忘れていた。君が、3ヶ月前の11月10日13時24分…速水貿易の社長室に料理を届けているのは確認済み、だからねぇ。フフッ」

 


 飛びっきりの笑顔でトドメを刺した青木くん。そのまま足取り軽やかに退場し、青木くんの出番はここで終了。その後ろ姿さえ可愛いって反則では。青木くんお疲れ様!お腹いっぱい食べてね!

 


 次回予告を見る限り、次も積極的に捜査に参加する模様。青木くん他人を追い込む快楽にハマっちゃったかな?調子に乗ると痛い目見ちゃうから気をつけてね。